ワークライフバランスについてー①私にとってのワークライフバランス

私は、企業研究所で研究者として働いています。実家は九州と遠方、4年前から夫は単身赴任で、いわゆる「ワンオペ」の毎日です。

子どもは小学生と未就学児のあわせてふたり。

下の子がまだ1歳にならない時に単身赴任になり、以来ずっとワンオペの毎日を送っています。

 

 

今日から数日は、「ワークライフバランス」について書いていきたいと思います。

 

 

さて。

いきなりですが、みなさんに質問です。

 

 

あなたにとっての

ワークライフバランス

は、どんな絵ですか?

ちょっと頭に思い描いてみてください。

 

 

 

 

 

 

こんな絵でしょうか?

(workとlifeがちょうど釣り合っている)

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それともこんな絵ですか?

(workとlifeのバランスがその時々で変わるけど、全体としてはなんとなく釣り合っている)

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5〜6年前まで、私は、2枚目のような絵が「ワークライフバランス」だと考えていました。

 

仕事が忙しくなると生活がおろそかになり、

生活の重みが増してくると仕事がおろそかになる。

 

それでもそれを繰り返しながら

なんとなくバランスを保っている。

 

 

会社のイベントや、学会の原稿の締め切り前は

仕事がとても忙しくなります。

 

子どもが学校などで

トラブルを起こしてしまうこともあります。

保育園や学童やPTAや子ども会の役員もあります。

 

 

仕事も家庭も

いつもどこでも

それはそれはもう

いっぱいいっぱいです。

 

でも、私に限らず

多くの方が

いっぱいいっぱいの状態で

毎日を過ごしていらっしゃるのではないかと

想像します。

(女性に限らず男性だっていっぱいいっぱいですよね)

 

 

仕事が忙しくなると生活がおろそかになり、

生活の重みが増してくると仕事がおろそかになる。

 

でも今は子育てもあるから仕方ない

これは一時期のことだから我慢しなければ

そのうち、ぴったりと

天秤のバランスが取れる日がくるから

今は我慢だ。

 

 

 

そう考えてきました。

 

 

 

でも、今、私は

ワークライフバランス」を

こんな風に考えています。

 

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私にとっての「ワークライフバランス

 

私にとって、

lifeは、

車が走るためのタイヤであり、

車に命を吹き込むためのガソリンです。

 

workは、

lifeによって生かされる車体です。

車体だけでは走ることはできませんが、

「私自身」をとても分かりやすく表してくれる存在でもあります。

 

 

lifeがあるから、workに命が吹き込まれ、走っていくことができる。

一方で、ガソリンやタイヤであるlifeもworkがあるからこそ生きる。

 

私にとっての「ワークライフバランス」とは

「ワーク」と「ライフ」が天秤の上に乗ってお互いに足を引っ張り合う存在ではなく、

ふたつがそろってはじめて前に進むことができる車の構成要素のような存在。

 

ワークもライフも

私という車を動かすためには

どちらもなくてはならない

かけがえのない存在。

 

 

そう考えるようになってから、

なんだかとてもとても

楽になりました。

 

 

 

仕事が忙しくなった時も

生活が大変になった時も

うしろめたさを感じる必要などない。

 

 

だって、どちらも

私にとっては、

なくてはならない存在だから。

 

 

 

そう考えるようになってから、

本当に楽になりました。

 

 

楽になったのと同時に

ワークもライフも

とても充実するものになってきたと思っています。 

 

 

最近は

「研究者のためのワークライフバランス」とか

「女性として社会で働いていくということ」というようなテーマで、学会や大学で講演をさせていただくこともあります。

 

 

ライフのおかげで、

ワークに新しい命が吹き込まれています。

 

おかげで毎日、前に進めます。

 

 

 

明日は、上の子がぐっと小さい頃の話を書きたいと思います。

私がまだワークとライフは足を引っ張りあう存在だと思っていたころの話です。

 

長文にお付き合いいただきありがとうございました。