正月休みが終わった頃から、子どもと一緒にほぼ毎日21時に月の観察をしました。
観察を始めた日は、どうやって観察するかをふたりで話し合いました。
私は紙と鉛筆を持って外に出ていたのですが、
子どもの提案で
「写真の方が簡単じゃない?ここの花壇の角に立って写真をとることにしようよ。写真なら日にちも一緒に保存されるし。」
と言って、子どもが自分のスマートフォンで写真を撮ることで月の観察をすることに決めました。
なんとなく思いつきで始めたことで、月齢を全然考えずにはじめてしまったので、観察を始めた日の21時には月はすでに東側の空にあり、観察を始めた3日後ぐらいには東の空(正確に言うとマンションの影)に引っ込んでしまいました。
「もう地球の裏側だね」
「うーん、今日は夜11時ごろに東の空から上がってくるっぽいね」
などという会話をするところからのスタートだったので、1月はほとんどおやすみしていましたが。。
これは、しばらく観察をお休みした後に、西の空で撮影した上弦の月です。


1枚目は1月30日、2枚目は2月1日の21時に撮影したものです。どちらも子どもが自分のスマートフォンで撮影した写真です。ボケているし縦横比が違うので見にくいですが、
下の方にうつっているマンションは同じものなので、2枚目の写真(2月1日の月)の方が西の空高くに上がっていることが分かるでしょうか。
写真ではぼけていて月の形はわかりませんが、肉眼では上弦の月[西の空だったので下の方が膨らんでいる]であることがはっきりと確認できていました。
「同じ時刻でもこんなに月の位置って変わるもんなんだね」
と、毎日楽しんで一緒に観察しました。
1日あたりだいたい13度東側に動くことは計算すればすぐにわかりますし、小学生でも4年生の時に教科書で習っています(詳細は6年生になって習うようです)。でも、実際に体験してみると、13度って結構な角度ですね。私たちの想像よりもはるかに速くぐんぐん南の空に近づいてきます。月の満ち欠けも結構早いです。ちょっと曇りの日が続くとあっという間に月が膨らむので「いつの間にこんなに膨らんだ!?」と子どもと顔を見合わせて、とっても面白い体験でした。
2月に入ってからは、子どもが自分のスマートフォンで21時にアラームをかけていました。
その時間は私はだいたい食器の片付けをしている時間なのですが、「母さん、月の観察の時間だよ!」と呼ばれるので、家事の手を止めて一緒に外に出ます。
この前の日曜日の満月もすごかったですね。
夕方6時ごろに東の空にとても大きく見えて、
子「今日の月、すごっ!」
私「え!もう満月??」
子「やばー、おっきい!今日の月の観察楽しみ!」
となりました。
(南の空に上がった月は、東の空に見えたのよりは小さく感じました)
そして、21時の月はまた東に隠れてしまいました。私たちが月の観察を始めてからだいたい1か月たったということですね。
とっても楽しいので、もしお時間ある方はぜひお試しください。