私は先週の土曜日の夜から、子どもは日曜日の朝から「ちはやふる」を読み始めました。
高校生の親でない私でも、これは漫画の世界であって現実はそんなに甘くはないのかもと心の隅では思いつつも、それでも「こんな生き方ができるとすごくいいよな」と思える漫画です。
小中高校生だけでなく、小中高の子どもを持つ親は読んでみると面白いと思います。
心に残ったシーンをいくつかご紹介します。
試合の観戦で、定期試験の勉強をおろそかにした時に、部活のメンバーからかけられたことば(ちはやふるより引用)
「やりたいことを思いっきりやるためには、やりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ」
かるたの全国大会で、小学生のお母さんの子どもに対する想いを語るシーン(ちはやふるより引用)
なんだっていい
かるただってなんだって
なにかを大好きになってほしい
自分を大好きになってほしい
かるたに一生懸命になる高校生の母親ふたりの会話(ちはやふるより引用)
私も子どもを育てて思いますけど親にとって子供をほどよく放っておくのがどれだけ難しくて大切なことか
かるたの世界の頂点を目指す漫画です。
「私も頑張らなきゃ」
そう思わせてくれる漫画です。
夫は無類の漫画好きで、あらゆる漫画を読んでいます。学校の休校が突然決まった週末に「平日、暇だったら漫画でも読んだら?」と、一番に出してきてくれたのが「ちはやふる」でした。読んでみて、子どもに読ませたかった意味がよくわかりました。
私は日曜日に12巻まで、子どもは6巻まで読みました。平日にも「やることが全部終わったら読んでいい」という約束で、少しずつ読み進めているようで、昨日は9巻を手にしていました。
受験生はなかなかそうはいかないかもしれませんが、少し時間に余裕のある子どもたちにはこういう漫画で「一生懸命の世界」を擬体験するのもいいお休みの過ごし方かなと思います。