オンライン学会でのオンライン座長が無事に終わりました。接続トラブルがあったらどうしようと心配していましたが、何事もなく終わってホッとしています。
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1000人ほどがオンラインで学会に参加しました。現地で開催される時にはポスター発表などは人が群がって聞くのが大変なのですが、40人〜50人がひとつのポスターを視聴しても快適に聞けて、「発表を聞く」という点ではオンラインの方がいいかもしれないと思ったぐらいです。ポスターだけでなく口頭発表も、発表時間が終わってもチャットなどでも質疑応答が継続できるし、新しい形としていい場になったと思います。
学生さんも実に慣れていてとても上手に話していました。さすがに生まれた時から情報機器に囲まれて大きくなった世代の子どもたちだなという感じでした。
元の予定ではホテルで開催するはずだった懇親会も、オンラインで開催されました。私も自宅から子どもたちと一緒に参加しました。
「これ何?」と興味津々な子どもたち。
「オンライン飲み会だよ」と解説。
「なんで飲み会なのにみんなで会わないの?」
「コロナで学会中止になっちゃったから」
「なるほど」
上の子は照れてあまり画面には映りませんでしたが、隣から画面は見ていました。下の子はこれがインターネットで共有された状態だということがどの程度わかっていたかはよくわかりませんが、映り込んでみんなに手を振っていました。
オンライン懇親会は120拠点の方が参加されていました。個人で自宅から参加されている方も多かったですが、いろんな大学の研究室も映っていたので「こっちは〇〇大学でこっちは〇〇の大学院だよ」と子どもに解説をしたり、全国のいろんな大学の先生や学生さんたちと子どもたちが話したりしながら和やかに時間を過ごしました。
子「東大とか京大の人も、なんか普通の人って感じだね」
というのが上の子の感想でした。
私「あたりまえじゃん。普通だよ。ここに映ってる人は、普通だけどすごく好きなことがあって一生懸命で、面白い人ばっかりだよ」
と答えました。
子「みんな母さんが知ってる人なの?」
私「先生たちはみんな分かるよ。狭い世界だからね。学生さんは何年かで入れかわるけど、ドクターの学生さんならだいたいわかる」
子「へぇ」
大学って、こういう風なんだ、と少し思ったかもしれません(懇親会ですけど…)。
子どもと参加する懇親会はこれが最初で最後のような気がしますが、全国の仕事仲間が子どもたちに紹介できて、いい機会となりました。