我が家の休校対策⑪:できたことを褒める

長く続けてきた「我が家の休校対策」も、ひとまず今日で終わりです。(思いつくことやあらたな取り組みを始めることがあればまた追記することがあるかもしれません)

 

はてなブログを始めて、先輩ママや、教育の専門家のみなさまのブログを読みながら情報収集する中で、みなさんが口をそろえて言うのは「褒めることの大切さ」です。休校でストレスも溜まっていると思うので、最近、少し意識して褒めるようにしています。

 

もちろん、文句を言いたくなることもあります。たとえば、この問題もうちょっと考えれば分かるのでは…と思ったりとか。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

私が忘れ物をして、保育園送りの後にいったん家に戻った時(この時はまだ在宅勤務になっていない頃でした)に、もう朝の会の時間のはずなのにふたりでまだゲーム(マインクラフトという街づくりのスイッチのゲーム)をしているのを目撃してしまったこともあります。

 

私に見られても、気まずそうな感じもなく、子どもは実にあっけらかんとしていました。

 

私「ただいま」

子「あれ、どうしたの?」

私「忘れもの」

子「へぇ」

私「もう朝の会はじまってない?チャイムならなかった?」

子「チャイムなったよ。この建物の壁まで並べたかったから。ほら、これみて、すごいのできたよ」

私「(ちゃんとチャイムなったら始めないと、と言いたくなる気持ちをぐっと堪えて)ほんとすごいね。じゃ、仕事行ってくる。今日も一日頑張って。」

 

学校では先生が教室に入ってきて朝の会が始まりますが、家では基本的に自由です。時間になっても「あともうちょっと」となるときもあるのかもしれません。きりがないからチャイムに合わせて生活するのが一番なのではと思ってしまいますが「あと5分」とか「この壁まで」とか決めたら守ってくれると信じて、基本的に子どもに任せています。

 

そして、可能な限り、できないことよりできたことに目を向けるようにしています。そのほうが、お互いに精神衛生上いいと感じるからです。

 

褒め方にも注意しています。以前、何かの教育書を読んだ時に、「賢いね」などと生まれ持った才能をほめるよりも、取り組むプロセスや頑張っている姿をほめたほうがいいと書いてあり、とても納得したことがあります。それ以来、褒めるときは才能よりも努力や行為を褒めるように心がけています。

 

学校が突然なくなってしまって、長いこと普段とは違う生活を強いられてしまった子どもたちは、かなりのストレスを抱えていることだろうと思います。そんなストレスの中で頑張っている姿を少しでも褒めてあげたいです。

 

国立成育医療研究センターが、今回のコロナのストレスに対する親子の向き合い方についてまとめているものがあるので、ぜひご覧ください。

https://www.ncchd.go.jp/news/2020/covid_kokoro_care2.pdf

 

この資料の中に、話を聞くときの姿勢として、

* どんな気持ちでもふたをせずに気付けるように手助けする
* どんな気持ちでも伝えて良いことを伝える
* お絵描きをしながら、お風呂に入りながら…でもOK

とあります。うちは、お風呂に入りながら話すことが多いです。食事の時などには話してくれなくても、お風呂の時間には話してくれることが多くあります。

 

計画を立てたことに対する対応の例として、

* 大人から見て子どもの行動が完璧ではなかったとしても、「ありがとう」「よくやったね」「助かるよ」などの感謝を伝えることによって、子どもの自己肯定感や自尊心を育む 

 とも書いてあります。

 

勉強は本人のためのものなので、「ありがとう」というのは違う気がしますが「自分でやってくれるから、勉強しなさいって言わなくて良くて助かるな」というのは、私がよく言う言葉です。私の素直な感想です。

 

大人にもストレスがたくさんありますね。経済的な不安、生活の不自由、先行きへの不安。そして、コロナが収束したときに待ち構えているであろう税金の嵐に対する絶望感・・・(ひとり10万円配布の仕打ちはいったいどんな形で返ってくるのだろうと心配です。ただでなくても借金大国と言われているのに、また子どもたち世代への借金の積み残しを増やしてしまい、絶望感しかありません)。

 

みんながストレスの中で生活しています。こんな時だからこそ、身近な親子で感謝しあって支えあって生活する時だと思います。みんなで深呼吸していきましょう。