昨日まで、数日間に渡り、「人が死なない防災」という本のご紹介をしてきました。この本は、釜石の震災を通して、「自分の頭で考えること」について多くのことが学べる一冊です。ぜひ手に取って、ご家族で読んでいただけるといいと思います。
多くの方が感じているように、私たちが子どもの頃に比べると、日本の気候は大きく変わりました。その中で「これまで体験したことのない」と表現されるような自然災害が、毎年のように起きるようになりました。
そして、自然災害が起きるたびに「想定外」という言葉が使われるのを目にします。そのたびに、私は強い違和感を覚えます。「人が死なない防災」を読めば、自然を前にして「想定」なんていうものはそもそも出来ないということが、よくわかるからです。想定なんていうものはそもそもできないのですから、「想定外」なんていうものはないです。
雨雲レーダーとか地震速報などのテクノロジーの進化で、あたかも自然を制圧したような感覚に陥ることがあるかもしれませんが、それはまったくの勘違いです。私たちはもっと自然に対して謙虚にならなければなりません。
私が「人が死なない防災」に出会ったのは、たしか2013年の夏だったと思います。本を読んですぐにひとりで釜石に行き、現地を歩きながらさまざまなことを考えました。小学校と中学校は本の中にあるのとはまったく違う場所に移動していましたし、道路も新しくなっていましたから、私が見た風景は震災の時とはかなり変わっていたと思います。それでも、とても近い山と穏やかな海を見ながら、多くのことを考えました。
私が釜石を訪れたときは、まだ仮設住宅も多く残っていました。プレハブの長屋のような建物に、いくつかの個人店舗が入っているところもあちこちで目にしました。釜石に行く前から、「出会ったすべてのお店で買い物をするつもりで、たくさん買い物してこよう」と決めていたので、本当にいろんなものを買いました。新しい小学校と中学校のそばのプレハブ店舗のパン屋さんで買ったアップルパイがとても美味しかったのを、よく覚えています。
昨日までの記事はこちらに引用しておきます。ひとりでも多くの方が、自然災害について考えるきっかけになっていると嬉しいです。
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- 2日目のブログ:「ハザードマップだけを信じてはいけない」という1日目にも書いた内容についてあらためて書いています。
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- 3日目と4日目のブログ:釜石での避難の様子をご紹介しながら「最善を尽くす」ことについて書きました。釜石の子どもたちの素晴らしい姿から、私たちは多くのことを学ぶことができます。
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- 5日目のブログ:一番はじめの逃げることの難しさと大切さについてご紹介しています
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- 6日目のブログ:この内容が私がみなさんにいちばん伝えたかった内容です
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今日も読んでいただきありがとうございます。自分で学べる子、自分で考えられる子を増やしたいという想いでブログをはじめました。できるだけ多くの方の目にとまるといいなぁと思ってランキングに参加しています。応援していただけると嬉しいです。