修学旅行を通じて学ぶ①-「本当に知りたいこと」で調べ学習

娘は、来月修学旅行に行く予定です。新型コロナウイルスの影響で中止になる可能性もまだありますが、今のところは実施の方向で準備が進められています。

 

修学旅行の準備の様子を見ていると、やはり子どもの成長のためにとても大切なイベントだと感じました。今日から数日は、修学旅行を通じて娘が学べているなぁと感じたことについてまとめたいと思います。

 

修学旅行が絶好の学びの場だと一番感じたのは「調べ学習」的な要素です。 

 

「調べ学習」とは、何かについて調べる学習のことを言います(※ここに書いているのはあくまでも私の理解です。専門家ではないので間違っていたら指摘してください)。

「調べ方」はいろいろです。自分で実験して調べるのでもいいし、本やインターネットなどを使って調べるのも調べ学習です。夏休みの自由研究などは調べ学習の代表でしょうし、理科などでテーマを決めて実験してまとめるのも調べ学習のひとつです。「調べ学習」の過程では多くの思考が要求されます。単語の意味を調べるような簡単な作業だけではないので、「どうやったら調べられる(答えにたどり着ける)んだろう」というところから試行錯誤する必要があります。小学生の間は「知識を増やす学習」よりもむしろ、自分で調べたり考えたりする力を伸ばす方が、高校や大学などになった後の「あと伸び」につながると言う方もいらっしゃるので、家庭学習の中でも積極的に調べて自分で考える学習を取り入れている家庭もあるかと思います。社会人になってからも「調べる力」「考える力」「試行錯誤力」はとても大切なので、あと伸びの話は置いておいても、とても重要な力だと思います。

 

でも、ぶっちゃげて言うと、「本当に心から知りたいこと」ってそうそう転がっているわけではないのですよね (;´Д`)

 

ところが、修学旅行のための調べものは別物でした。娘が大好きなマインクラフトの時間を割いてまで( ゚Д゚)、調べることに一生懸命になったのは、今回の「修学旅行」が初めてで、「本当に知りたいこと」にはこんな風に一生懸命になるのだなぁとあらためて感じました。

 

私の知る限りだと、娘が調べていたのは「グループ行動の自由活動」についてで、

  • 修学旅行の時期に紅葉が見られる名所はあるか
  • 回りたい場所の間をタクシーで回るとそれぞれ移動にどのぐらいかかるか
  • 込み具合はどうか
  • 口コミはどうか
  • 定休日はいつか、コロナで臨時休業になっていないか
  • 代金は予算内か

 などなど。

 

土地勘も全然ないので調べるのは大変そうでしたが、毎日調べた結果をプリントアウトして学校に持って行きます。自分の携帯で検索して、検索した結果をスクリーンショットを取って私にLINEで送ってくるので、それを私がプリントアウトしていました。「スクリーンショットとらなくてもURL教えてくれた方がきれいにプリントできるんだけど・・・」と思いましたが、言われた通り、送ってくれた写真たちをプリントアウトしていました。

 

基本は見守っていましたが、時には調べ方をアドバイスしたこともあります。Googleマップを使って所要時間検索をしたのも娘はおそらく今回が初めてだと思います。これすごいね!と興奮気味でした。(Googleのみなさんありがとうございます)

 

班の友達と調べる内容を分担してくる日も多くありました。「〇〇ちゃんが××を調べる役で、〇〇ちゃんは××、私は〇〇を明日までに調べないといけない」と言って、一生懸命調べている日もありました。それぞれ分担しているので責任重大ではあるけれど楽しそうでした。

 

私たちが小学生のころはインターネットなどありませんでしたから、こんなに正確に情報を検索できなかっただろうなぁと思いながら、隣で見ていました。2週間ぐらいほぼ毎日あれこれ検索をして、日々学校でグループで話し合い、無事に行先と行程は決まった様子です。

 

本人としては「学習」の意識は全くないと思います。でも、やっていること自体は調べ学習そのものでした。

 

こんな風に本当に知りたいことで調べ学習ができるのは、修学旅行ならではだと感じました。新型コロナウイルスの状況は心配ではありますが、楽しい修学旅行になればと思います。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。明日は修学旅行のために旅行本を選んだ話を書きたいと思います。

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