高校の選び方③ー公文で学びなおし

「高校の選び方」について書いていた時に、ふと思い出したことについて書きたいと思います。

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昨日までの話は、どちらかというと慎重に着実に自分の進路を選んでいくことの話でした。今日はどちらかというと昨日までとは真逆で、いつからでも自分の進む道は変えられるという話をしたいと思います。

 

私と同じ業界で、大学や国の研究所などいくつかに籍を置いている売れっ子研究者の話です(私の大切な仕事仲間です)。

 

彼は、一度社会に出て普通のサラリーマンとして働いていました。しかし、一念発起して大学に入り直し、大学院前期(2年間)、大学院後期(3年間;彼の場合は確か少し早く終わったと思うので、2年半かもしれません)と進んで、今があります。とても若く見えるので、普通に高校を出て、大学→大学院と進んだのだろうと思っていたので、経歴を初めて聞いた時は驚きました。同時に、その学びなおしの方法にもっと驚かされました

 

彼は、大学に入るための勉強の際、数学を公文で学びなおしたというのです。

 

「公文って、分からないところまで戻れるんです。高校数学だけじゃなくて、中学の数学とか、なんだったら小学校の算数にも戻れる。僕は、分からないところまで戻って、そこから学びなおしました。社会人で、子どもたちに交じってプリントやってたんですから、周りの子どもたちはびっくりしたかもしれませんね・笑」と笑って話してくれたことを覚えています。

 

 

私たちのいる情報の業界は、数学が出来なければ話になりません。彼の数学力は今では半端ないので、まさか彼が公文で学びなおしていたなんて、彼自身の口から聞いた後でも到底信じられないほどです。学ぶことに対する謙虚な姿勢が、今の彼を作っているのだなぁと、いつもとても感心しています。

 

とりあえずシリーズ物で③とつけましたが、もはや「高校の選び方」ではないですね。

 

着実に進んでいって社会に出てももちろんいいです。それって特に親にとっては望ましい姿なのかもしれません。でも、変化の大きい時代を昔のように一本道で進むのはなかなか難しいかもしれないとも感じます。いつだって人生はやり直せるし、いつだって新しい道は歩めることも、子どもたちには知っておいてほしいと思います。 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。みなさんにいただけるコメントがいつもとても勉強になります。

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