共働きにとっての小学校生活ー⑦子ども会の会長、そして広がった世界

今日も娘の小学6年間の生活を通じて経験した「共働き家庭にとっての小学校生活」の中での「私たちが体験した壁とそれを乗り越えたできごと」について書きたいと思います。今日は昨日の話(子ども会に入会した話)の続きです。 

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

私たちが体験した壁のひとつである小学三年生の時の子ども会の役員についてです。

 

私の住んでいる町内の子ども会には、40名ほどの子どもたちが在籍しています。学校全体だと250名ほどです。年に3~4回、町内の子ども会のイベント(映画に行ったり、ボウリングをしたり)がある他、学校全体でドッチボール大会やソフトボール大会や大縄跳び大会などが催されます。

 

娘が小学校三年生に上がった年に、役員を引き受けてほしいという打診がありました。学童の役員は小学二年生の時に終えていましたし、子ども会の役員はいずれ引き受けなければならないことも理解した上で子ども会に入会したので、謹んでお引き受けしました。

 

役員には「会長、会計、ソフトボール担当」の3つがあり、私は話し合いの結果、会長になりました

 

 

子ども会の会長の仕事は

  1. 毎週日曜日の町内会の役員会(9:30-11:00)に参加
  2. 月に1度の学校での会議(9:00-12:00)に参加
  3. 年に3~4回ある子ども会イベント(映画を観に行ったり、ボウリングに行ったり)の予約や、イベント当日の子どもたちの引率
  4. 学校全体の各種大会(ドッチボール、ソフトボール、大縄跳び)の練習と当日の引率
  5. 夏休みのラジオ体操のお手本役や運営
  6. 町内の夏祭りのお手伝い

です。

 

特に大変だったのは、4番のソフトボールの練習でした。ドッチボールと大縄跳び大会はそれぞれ土日に3~4回練習するだけでしたが、ソフトボールの練習は、春~秋の毎週、土日のどちらか13時から17時まで練習がありました。ソフトボールは4年生以上の子どものためのイベントで、私が会長をしていた時には3年生の娘はまだソフトボールの練習には参加していませんでした。夫は単身赴任で土日だけが家族みんなが揃うことができる日なのに、私は家族とは離れて小学校のグラウンドにいなければなりません(ノД`)・゜・。

 

4月~5月の上旬は、ソフトボールの練習を「苦行だな」と思っていましたね(´・_・`)

 

だって、娘もいないのに、貴重な休みに他の子どもたちの世話をしなければならないのです。でもだんだんと子どもたちの顔を覚えてきて、とても大きい子に感じていた高学年男子も意外と可愛らしいなとか思えてきて、ソフトボールの練習もちょっと楽しくなってきました。

 

 

 

毎週日曜日(9時30分~11時)の町内の役員会もまあまあ大変でした。

 

町内の役員会には役員さん(町内会長さん、副会長さん、会計さん、監査さん、保健委員さん2名、民生委員さん2名、子ども会会長)が参加します。子ども会会長(私)以外は、みなさん70歳前後の方(男女比は半々ぐらい)でした。毎週、町内で起こる様々なことについて共有して決定していきます。でも、重要な話をしているのは1時間ほどで、残りの時間はほとんど井戸端会議です。〇〇さんの具合が最近悪いとか、〇〇さんは息子さんのところに引越しをするらしいとか。私ははじめは人の名前が全然わからなくてチンプンカンプンでした。

 

 

月に一度の学校での会議もそこそこ大変でしたね。幸い、裁量労働なので有給を取る必要はありませんし、当時から在宅勤務は使えたので一時離業して参加していましたが、それでも毎月の3時間の会議は軽いものではありませんでした。

 

 

子ども会の役員って、思った以上に大変だな(ノД`)・゜・。というのが、率直な感想でした。

 

 

 

しかし、そのうちに、町内会の副会長さんが、土日に私たち家族を家に呼んでくれることが出てきました。美味しいご飯やスイーツをごちそうしてくださるのです。その家は、町内のいろんな方が代わるがわるいらっしゃる家で、私たちがお邪魔している間にも、チャイムが鳴って近所の方がいらっしゃいます。こうして私もだんだんと町内の老人会の人たちの顔が覚えてきました。

 

そして、日曜日の役員会に行くと「この前、(娘の名前)ちゃんがひとりで(スーパーの名前)で買い物してたよ」と言われたり、娘が「今日学校から学童に行く途中に、(副会長の名前)さんの家で会った〇〇さんに声かけられたよ」などということが出てきました。

 

これまでは、地域の方や近所の小学生の名前なんか全然わからなかったのに、私もすれ違う人の顔と名前がだんだんわかるようになってきたのです。

 

 

学校でも同様でした。運動会に行っても、学年の違う方の父母の顔なんて学童の人以外はわからなかったのに、挨拶をする方が増えてきました。

 

昨日、ママン(id:mamannoshosai)さんからこんなコメントをいただきました。

共働きにとっての小学校生活-⑥子ども会生活のスタート - 研究職ママの子育ち日記~子どもの学び方を考える~

子ども会は任意加入も増えましたが地域の方々とのつながりができるので災害時なども心強いですよね。役員負担はあれど、おっしゃるように何でも経験してみるという考え方のご家庭のお子さんは経験値が増えますね😊

2020/12/20 13:16

b.hatena.ne.jp

 

まさにその通りで、子ども会に入っただけでなくて、私が子ども会の役員をすることで家族を含めて地域の方に顔を知ってもらうことになったのです。

 

 

 

小学5年生の時には、鍵を忘れて家に入れない娘を、近所の方に救っていただいたことがあります

 

仕事をしていたら、近所の方から携帯に電話がありました(仲の良い老人会の方とは携帯番号も交換しています)。

 

「家の前を通りかかったら、(娘の名前)ちゃんが玄関の外にいて。声を掛けたら家の鍵を忘れたみたいなの。今、(娘の名前)ちゃんは自分の隣にいるけどどうしたらいい?」とおっしゃいます。まずはその方のご都合を聞いた上で、娘に電話を変わっていただき、娘とも相談して、私が帰宅する19時すぎまでは、その方の家に置いていただくことにしました。すぐご近所ですが、娘はその方の家にあがったのは初めて(私も玄関先までしか行ったことがありません)で、「めちゃくちゃ広かった!」と言っていました。実家も遠方の私たちにとっては、近所に頼れる親戚ができた感覚で、ありがたい限りでした。

 

明日書く「小学4年生の時に私たちに立ちふさがった大きな壁」を乗り越えられたのも、この時に作った父母ネットワークのおかげです。ただただ大変だと思っていた子ども会の役員は、仕事自体はとても大変だったけれど、その後のいろいろなことをスムーズに進めてくれる力となりました

 

今日も読んでいただきありがとうございます。明日は小学校生活の中で体験した一番大きな壁について書きます(といっても、大問題すぎて、内容についてはほとんど触れられないと思いますが、どうかお付き合いください)。

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