クロスアポイントメントでの准教授生活-③自分で何とかしなければ、という意識を育てること

ここ数日は、クロスアポイントメントでの准教授生活のスタートについて記録しています。まだ始まったばかりなので、折に触れて大学のことを書くことも出てくるかもしれませんが、ひとまず現時点の内容としては今日が最終日です。

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4月1日からスムーズに新年度が迎えられるように、今年に入ったあたりから少し学生さんの様子を見てきました。

 

私が見ているのは研究室に配属された学生さんだけなので、この4月から大学4年生になる学年以上の子どもたちです。年齢で言うと21歳~20代後半ぐらいの学生さんを相手にしています。私にとっては子どものような年齢で、どの子もとてもかわいらしいです。

 

時々ですが、教員というよりは、母親のような目で学生たちを見てしまうことがあります。特に、地震があったときなどは、親のように心配してしまいました。

私の勤めている大学は、実家から通っている学生さんもいらっしゃいますが、地方から出てきた学生さんも多く、私の知る限りでは、一人暮らしをしている学生さんがほとんどです。今年の2月頃に起きた地震では、日本の広範囲が揺れました。私の勤めている大学の学生さんたちのアパートも揺れたようでした。少し考えれば分かることですが、家族でも住めるようなマンションや一軒家の揺れと、学生さんのアパートの揺れは各段に違うのですね。揺れに対する被害が、ニュースなどで見聞きする内容よりひどい学生さんもいらして、離れて過ごす親御さんはさぞかし心配だろうと心から思いました。自分の子どももいつか一人暮らしをすることがあるかもしれません。日本に住んでいればどの地域でも高い確率で地震に合うし、地震以外でも災害はあるので、ある程度覚悟しておかなければならないのでしょう。親としての覚悟の必要性を、この時あらためて感じました。

 

それと同時に、地震に対する学生さんたちの意識の高さには驚かされました。うちの子はこんな危機意識は育っていないなぁと、地震の時の学生さんたちの様子にとても感心していました。「一人で暮らす」ことで育った自立がそうさせるのか、小さい頃からの経験と知恵がそうさせるのかはわかりませんが、「自分で何とかしなければ、だれにも助けてもらえない」という強い意志を感じて、私は子どもに手を出しすぎているかもな、と思わされました。

 

いつか子どもが自立して育つための子育てと、分かってはいながらも、ついつい口を出しすぎてしまうときがあります。

 

「自分で何とかしなければ」と思えることや、自分で何とかできる力を身につけることは、ひとりで生きていく上では必要なことでしょう。私自身、子育ての中で「魚を与えるよりも魚の釣り方を教える」方式をもっと意識して、「結果を与えるのではなくて、プロセスを教える子育て」を実践していかなければと、あらためて思わされています。

 

大学生のそばにいると、自分の子育てを振り返ることができます。私にとっては研究の側面だけでなく、いろんな面から学びの多い一年になりそうです。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。自分で学べる子を増やしたいという想いでブログをはじめました。できるだけ多くの方の目に留まるといいなぁと思ってランキングに参加しています。応援していただけると嬉しいです。

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