将来の自分の姿を想像すること

ここ数日は、娘の話をばらばらと書いています。

 

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昨日のブログの中で、

  • YouTubeやゲームを無制限にすれば学生が本来やるべきことに費やす時間が減って先々苦労するかもしれない→どんな生き方をしたいかは自分次第だと伝えておく

と書きました。

 

 

「どんな生き方をしたいかは自分次第」 についてですが、将来の展望に関して子どもが具体的に想像するのは、結構難しいことだろうと思っています。

 

 

勉強しないほうが楽に決まっているし、

ゲームやYoutubeも思う存分楽しみたいし、

漫画や小説も読みたいし、

部活もがんばりたいし、

友達とも遊びに行きたいし、

彼氏とか彼女とかにもちょっと憧れるし、

いま、やりたいことがたくさんあるというのに、

自分は何のために勉強に時間を割かなければならないのか。

 

その意味が分からない子どもの話もよく聞きます。 

 

 

もう二年近く前(娘が小学5年生の頃)の話ですが、娘に年収分布グラフを見せたことがあります。

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このブログの中に紹介しているのは、「2017年の国税庁の調査結果」を「いらすとや」さんが絵にしたものです。 少し古いデータではありますが、それぞれの年収に対する人口分布が円グラフになっています。

世帯年収ではないのですが、挿絵はあくまでもその年収で自分で生計を立てるとしたら、という話だと思います

 

f:id:selfmanagementforkids:20200320104457j:plain

このグラフを初めて娘に見せた時の反応は

「500万円で豪華な食事が食べられるならこのぐらいは頑張りたいかな」

でした。

 

500万円のところに、きれいな洋服を着て外食をしている絵があるので、年収500万円ぐらいあればいい生活ができると思ったようです。

 

貨幣価値も変わるので、実際に「500万円」がどの程度を表すのかは不明ですし、 10年20年先の社会がどうなっているのかいまいち想像もつかないので、子どもにどういう道に進むのがいいよとも言えずに、私自身もやもやしてしまうこともあります。

 

ただ、先は見えないなりにも、今日本が抱える高齢化の問題(働き手の不足の問題)などを鑑みると、10年後、20年後には、きっと「専業主婦」という言葉はかなり死語になっているであろうことは想像がつきます。また、高齢化の問題は、少なくとも現在の先進国にとっては世界的な傾向でもあるので、日本に限らず世界のどこにいても男女問わず生きるために働かなければ厳しい時代になるであろうことは想像されます。

 

その一方で、ジェンダーバイアス(男女はこうあるべきという固定概念)がそう簡単になくなるとも思えない自分がいます。

 

娘には、

  • おそらくあなたが大きくなるころには女性であっても多くの人が働く時代がやってくるだろう。とはいえ、人の価値観はそう簡単には変わらないので、ジェンダーバイアスの問題が完全に解消しているとも考えにくい。つまり、「女性であること」のビハインドを何らかの形で補いながら生きていかなければならない。
  • また、女性である以上、もしかしたら子どもを産む日が来るかもしれない。仮に出産するとすれば、手に職があったほうが仕事に戻りやすい。手に職をつけるためには多くの「資格」があって、資格を持つ専門職がたくさんある。どんな道に進みたいかは自分で考えればいいけれど、専門的な道もひとつの選択肢として考えておくといい

といった話をしています。

 

手に職があるといいのは女性に限った話ではないでしょう。ただ、私自身は女性は余計にそうなのかなと思ってしまっています。

 

この話自体がかなりジェンダーバイアスを含んだ話なので、不快に思われる方がいらっしゃるかもしれません。申し訳ないです。ただ、残念ながら、これが「現在の男性社会」で働く中で感じる私の素直な感想です。もちろん10年後、20年後にはもっとジェンダーバイアスが解消されることを願っています。私が働きだした20年前とは多少は変わっているようにも思いますが、なかなか根深い問題だとも思っています。

 

 

また、もちろん資格だけが全てではありません。価値観は多様化しているので、「資格」では表現できない「他の才能」が多くあることも分かっています。それでも、依然として資格が働く上で有利に働く要素のひとつであることは、きっと10年後や20年後にも残っていると思っています。

 

このような話をすることで、娘も息子も自分の将来の「働く姿」について、小さい頃から想像していると思います。

 

娘は職業の本についても目にしていたりします。

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ちなみに、息子にはここまで難しい話はまだできません。

ただ、「将来どんな仕事をしたい?」とか「もし子どもができるとしたらどんな風に子育てしたい?」とか「お父さんとお母さんが家事を分担しているからお母さんは働くことができている」という話はよくしています。

 

まだ保育園だった頃に、

私「(息子の名前)も保育園の送り迎えするかな。それともお母さんになる人に任せっきりかな」

息子「いや、自分の子どもなんだから、当然送り迎えするでしょ。なんでお母さんばっかりやるんだよ。立派な大人なんだから、やることちゃんとやらないとおかしいでしょ」

という会話をしたことがあります。朝保育園に歩いて行くときにふとしたタイミングでした会話でした。

 

たまに書くことですが、ジェンダーバイアスを無くすためには、まずは男性が「手伝っている意識ではなく、女性と同じ"あたりまえ"の意識」で家事や育児に参加し、男女限らずすべての人が社会の構成員であることを理解する必要があります。男の子のお子さんを育てる方はぜひしっかりと教育をお願いします。

 

 

若干脱線気味になってしまいましたが、話を戻しましょう。

 

どんな生き方をしたいかは自分次第だと伝えておく

についてですが、

将来の展望についてある程度の情報を子ども自身が知っておけば、あれこれ言わなくても「いろいろなことに興味を持つことの重要性」とか「経験することの大切さ」とか「勉強することの意味」は分かると思います。

 

選択肢はもちろん無限にありますから、知った上で、「自分は勉強しない」という選択をするのであれば、それはそれです。本人の人生なので、私に何か言える権利はまったくありません。好きにしたらいいと思います。

 

 

 

娘の現在の夢は結構現実的なのでここでは伏せておきます。

息子に関しては今のところ「農家」になりたいようなので、それはそれで結構大変だろうと思います。農業資材を使うにもいろいろな資格もあるようですね。農家とひとくちにいっても形はさまざまだと思うので、ぜひどんな形にするかをよく考えて頑張ってほしいと思います。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。毎日くどくどとすみません。明日も娘の話を書きます。

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