この夏の過ごし方:③中学3年生の7月と8月の過ごし方

ここ数日は中学生に向けたこの夏の過ごし方について書いています。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

 

我が家は小学校のうちは思いっきり遊び、心と身体を鍛える時期として過ごしてきました。

中学生になってからも部活や趣味の時間を大切にしているのはもちろんですが、自分自身と勉強にもしっかり向き合うべく、娘は日々奮闘しています。

 

私自身は、中学生、高校生、大学生、社会人はしっかりと勉強したほうがいいと思っています。特に、中学生までの勉強は、いわゆる「教養」として知っているのと知らないのとでは将来の豊かさが変わってくるような気がします。中学生だからこそできること、やりたいこともたくさんある中で、勉強にも向き合うのは大変ですが、今は勉強が自分の仕事だと割り切って、しっかり頑張って行きましょう。

 

 

さて、今日は中学3年生に向けた話を書きたいと思います。中高一貫校の中学3年生はすでに学習内容が高校の内容に入っている場合もあると思うので、これから書くのは高校受験をする一般の公立中学に通う中学3年生に向けた話です。

また、塾に通う子達は塾の進度があると思うので、そちらに乗った方がいいと思います。あれこれ手を出すのは得策でないと思うので、しっかりと塾の進度に合わせて定着するための復習をしていってください。

 

これから書くのは、家庭学習を中心としている子+週に数回しか塾に行っていなくて家庭学習の余裕がある子向けた内容です。お子さんのレベルや状況によっても対策は全然違うと思うのでひとつの参考として読んでいただけるとありがたいです。

 

 

 

一般的な話として、中学3年生の7月~8月上旬までにしっかり基礎を固めて、8月以降は受験問題を解いていくのが良いと言われています。過去問を解く前に、7月にしっかりと基礎固めをできるかどうかが秋以降の伸びに関わってくるようです。

 

つまり、まずは、7月下旬までに、総復習教材を使って自分の穴を探してその穴を埋めていけるかどうかが鍵となります。

穴を探すための教材としてはいろいろな教材がありますが、週末に本屋でパラパラ見た感じだとこちらの教材がよさそうでした。(改訂版でないものもネットにはまだあるようなので、買い間違えないようにご注意ください)

 

 

 

国語については、総復習教材が必要かどうかは正直私は分かりません。というのも、私自身は国語の読解の能力は、他の教科をしっかりやることで鍛えられる部分もあると思っているからです。ただ、問題を解く訓練で伸びる部分もあります。具体的には、選択肢の中から間違った答えを消していく「消去法」(勉強の時には、なぜその選択肢が違うのかの理由を考えて消去していきます)を学ぶと、国語の点数はグッとあがります。他にも時間内で知らない文章を読んで設問に答えていくのも一種の訓練で伸びる部分もあります。このような訓練のつもりで解くならば総復習教材もいいかもしれません。

 

 

さて。

 

繰り返しになりますが、↑の教材は「自分の穴を見つける」ための教材です。肝心なのはそのあとで、「見つけた穴をしっかりと埋めて、夏の間にいかに基礎を固められるか」が重要になってきます。

 

以前こちらのブログに書いたことがありますが、

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

勉強には3種類あります。自分自身で勉強をする際に、このうちのどの勉強をしているのかをしっかり意識して取り組みましょう。自分は何のためにそのドリルをやっているのかの目的を持って取り組むことで、勉強の質が上がります。

  • input ... 学校の授業や塾の授業など。知識を取り入れるための時間です。
  • 穴を探すための勉強...自分自身が、その単元が抜けているかを探すための勉強。例えば1年間の総復習ドリルのような教材で、自分がどこに穴があるのかを探すのがこれにあたります。中学生の場合は学校の問題集をとりあえず1回通してやるのもこの勉強でしょう。
  • 穴を埋めるための勉強...自分自身の穴が見つかったら、その穴を埋めるための勉強をする必要があります。例えば社会で「ASEAN」が書けなかったとすると、社会の用語の中で略語に漏れがあるのではないかと考えて、参考書などで略語について調べてみます。理科は、天体のところを間違っていたら、別の教材で天体のところを一通り復習してみる、など。この時は、間違えた問題集の問題をもう一度解くだけでなく、別の問題集で同じ単元を重点的に解いたり、参考書を活用して「調べ学習」をすると良いそうです。間違えた問題ができるようになるだけではなくて、その周辺を一緒に埋めていくことで、穴はだんだんふさがっていきます。といっても、あれもこれもと問題集に手を出すことはあまりよくないので、参考書をしっかり使って穴を埋めていく方が良いとのことでした。

 

 

「総復習用教材」で自分の穴を見つけたら、その穴を埋めていきます。

 

穴の埋め方は、その子のレベルによってさまざまだと思います。教科書や定期テストレベルの内容で穴が開いてしまっていたら、学校のドリルや教科書に戻って穴を埋めていきましょう。理科や社会の穴は秋以降でも埋められますが、数学と英語で穴が開いてしまっているようであればしっかりとそこを埋めていくといいと思います。高校受験にでる問題の内容は、定期テストの問題とは少し種類が違うのですが、定期テストレベルの問題をきちんと理解しておくこともとても大切なので、夏の間にそこをきっちりと埋めておくことで、受験問題にも対応できるようになります。

 

「総復習用教材」は比較的簡単な問題が載っているので、「解けたけど迷った」というような問題にもチェックを入れておくと良いと思います。ご自身のレベルに合わせた問題集の分野で穴埋めしていくと良いと思います。

 

しっかりと穴が埋めた後(できれば8月10日前後から)は、高校入試の過去問を解いていきましょう。ただ、ご自身の地域の過去問の最近のものを解くのはもう少し後のほうがいいと思います。一度解いてしまうと、初見ではなくなってしまって、自分自身の実力が測れなくなるためです。

 

夏のこの時期は、全国のその他の地域の過去問を解いていくのがいいと思います。特にオススメなのは「自分の穴を埋める」のに過去問を利用する方法です。

 

「分野別過去問」というのが売っていて、分野ごとに穴を埋めながら問題を解くことができる教材があります。これまでにもある程度の点数を取ってきた子なら、こちらの問題集で実際の過去に出た問題を解きながら+必要なら教科書や参考書にも返りつつ、穴を埋めていくのが効率的だと思います。

 

 

 

部活もあるなかで受験勉強もあって大変だと思いますが、自分でやらなきゃ誰も助けてくれません。ガンバレ受験生。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。明日もこのシリーズを続けたいと思います。私なりのまとめなので、腑に落ちないところがあるかもしれません。また、お子様の状況や通塾の頻度などによっても家庭学習での取り組み方は大きく変わってくると思うので、私の書いた内容はあくまでもご参考ということで、その子その子にあった状態になるように情報を取捨選択してください。

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ

にほんブログ村 子育てブログ 小学生の子へ
にほんブログ村 子育てブログ 中学生の子へ