ここ数日は、この夏の中学生の過ごし方について書いています。あくまでも私の経験と、最近周りで仕入れた情報によるもので、その子の状況によってさまざまだとおもうので、ごくごくご参考までに読んでください。
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一昨日のブログ(この夏の過ごし方:②1日30分の音読習慣を始めよう)の中で、「英語の音読の方法」についてご紹介しました。
この中では、
- 意味のまとまりで区切りながら、
- 英語を音読し、
- 続けて日本語を音読する
という学習方法について書きました。
一昨日のブログの中で、中学生の長文学習用のテキストとして、こちらの教材をオススメしました。 中学2年生で比較的英語が得意な子~中学3年生であれば、こちらの教材でもいいと思います。
中学1年生で今まさに英語の勉強をし始めたところ…という子や、中学2年生で英語があまり得意でない子には、↑は難しすぎると思います。このシリーズは同じシリーズの「超基礎からはじめる編」もあります。 英語の教科書がそこそこよければ「超基礎からはじめる編」ぐらいのレベルの時は教科書が変わりでも良いと思うのですが、今の教科書だと、体系立てた勉強が難しいので、「超基礎からはじめる編」で勉強するのもありかなと思います。
また、紹介するのを忘れていたのですが、「速読英単語」もいいですよね。英文が載っているページと、単語を覚えるページが交互に出てくる単語帳です。大学受験の定番の単語帳なのですが、中学生用がこちらです。Amazonのページに行くと、少し試し読みができるようだったので、気になる方はご覧ください。
また、おとといのブログには「通りすがりのリケジョ」様からこんなコメントをいただきました。通りすがりのリケジョ様、いつもありがとうございます。
スラッシュリーディングやパラグラフリーディングは英文を読む技術として知ってるか否かで変わってきますよね。
速読するにも精読するにも必要な技術だと個人的には思います。中学生でその練習にオススメするのは桐原から出てる「超入門英文解釈の技術60」ですね。
中学生で英語が得意な子なら同シリーズの技術70でもいいかもしれません。総合力を付けたいなら旺文社から出ている「文で覚える単熟語 3級」が中学生にはオススメです。
まずは付属のCDを使って本文を見ながら5~10回ほどリスニング。その後、本文を見ないで5~10回ほどシャドーイング。それができたら英文を日本語に訳して、本文の日本語訳とあってるか確認。確認できたら、本文の日本語訳を見ながら英文に直す。
これをすれば今求められている中学で身につける英語4技能の大抵は身に付きます。残念ながら、学校の英語教師は
自身が英語を習っていても
第三者に第二言語を教える方法は習っていません。
それが日本の英語教育のダメなところですが、言っても始まらないので、家庭でカバーできるならカバーするしかないですよね。
通りすがりのリケジョ様がおすすめして下さったのはこちらです。
「中学生でその練習にオススメするのは桐原から出てる「超入門英文解釈の技術60」ですね。中学生で英語が得意な子なら同シリーズの技術70でもいいかもしれません。」
とのことです。
私はこの問題集は知りませんでした。調べてみると、大学受験用教材ですが「超入門英文解釈の技術60」は、基本的に高校入試に出てくる文のレベルで構成されているようなので、中学生に良い教材のようです。
それから、通りすがりのリケジョ様からは
「総合力をつけたいなら、旺文社から出ている「文で覚える単熟語 3級」が中学生にはオススメです。まずは付属のCDを使って本文を見ながら5~10回ほどリスニング。その後、本文を見ないで5~10回ほどシャドーイング。それができたら英文を日本語に訳して、本文の日本語訳とあってるか確認。確認できたら、本文の日本語訳を見ながら英文に直す。これをすれば今求められている中学で身につける英語4技能の大抵は身に付きます。」
という情報もいただきました。
旺文社のページで内容を見てみました。速読英単語と少し校正が似ているのですが、こちらの方が難しさのレベルが細かく分かれているので、ステップを踏むのに良いように感じました。
英検5級(中1相当)レベルの旺文社のページはこちらです。問題集の内容が少し紹介されています。
英検3級(中3相当)レベルの旺文社のページはこちらです。
易しい順に載せておきます。
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いろいろ書いてしまったので、少しまとめますね。
まず、長文の読み方に特化した問題集としては、こちらがおすすめだと思います。
単語も勉強しながら文を読む練習ができる教材としては、こちらがおすすめです。「速読英単語」は中学校で習う単語がすべて入っているので、もう少しきざんで勉強したほうがいい場合は「絵/文で覚える単語帳」シリーズがよさそうです。
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そして、何より大切なのは、「自分のレベルに合った教材を選ぶこと」だと思います。
私たちが日本語を学んだ時には、
- まずはひらがなを読めるようになり、
- ひらがなを書けるようになり、
- 短い文が読めるようになり、
- カタカナを覚えて、
- だんだんと漢字も覚えて、
- 少しずつ長い文章を読めるように
なってきました。小学1年生の子どもがいきなり漢字交じりの長い文章を読むことはできません。当然のことですよね。
それと同じで、英語も、単語や文法など知っておかなければ内容が理解できないことがたくさんあります。ですから、階段を上るように少しずつレベルを上げて行くことが必要です。
一般的には、「自分の実力よりも少しだけ難しい問題集をやるといい」と言われています。数学や理科などはまさにその通りかなと思います。
一方で、英語の長文の勉強については、苦手な子にとっては「長文」というだけでハードルだと思うので、はじめは「自分の能力で十分読める文を繰り返し読む」ぐらいでもいいのかなと個人的には思っています。
英語の長文の勉強で英語の苦手意識がついてしまわないように、英語の長文の勉強を始めるタイミングや、英語の長文の勉強内容にはよく注意すると良いですね。
レベルにあった教材に出会えますように。
先日もご紹介しましたが、英語の音読方法についてご存知ない方は、ぜひこちらの動画でご覧ください。
この方法で教科書を読むのが定期テスト対策としては最も良いと思います。ただ、繰り返し書いているように、今の中学1年生に関しては、教科書が何を学べばいいのかがいまいちよく分からない教科書になってしまっているので、夏の間は文法を始めとして、少し「整えた」勉強するのが良いと思います。その意味でも、中学1年生は7月~8月上旬の間に、市販の問題集で基礎を固めて、8月中旬すぎに教科書の音読に入るのでも全然遅くないと思います。
中1の英語学習に関してはこちらに書いていますので、気になる方はご覧ください。
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今日も長くなってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます。明日も夏休みの過ごし方シリーズを続けたいと思います。毎日書いていますが、お子さんによってレベルや状況が違うと思うので、あくまでもご参考まででお願いします。