ここ数日は、小学校での英語学習について書いています。
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少し前にも数回に分けて、中学校生活を見据えた上での小学校の英語学習について書いていました。
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火曜日の夜に、こちらのブログに、以前私が書いたブログを取り上げていただきました。
このブログ↑を書いていらっしゃるのは、りょうさかさん (id:ryosaka)で、教育関係のお仕事をされているサラリーマンの方だそうです。
小学校の英語での教育要綱について詳しく書いてあります。とても分かりやすいまとめなので、ぜひ↑のリンクからご覧ください。
ブログの一部をご紹介させていただきます。
研究職ママさんの記事では、
『中学校になると小学校で習った単語は「読めて・書けて・使える」ものとして出てくる』
『中学校になればアルファベットから学び直せるのは勘違い』
という趣旨の言葉があります。
この2点については学校間、教員間でも差がある部分だと思うので鋭い指摘です。
では、「書く」について指導要領でどうなっているのかというと…
- ア 大文字,小文字を活字体で書くことができるようにする。また,語順を意識しながら音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を書き写すことができるようにする。
- イ 自分のことや身近で簡単な事柄について,例文を参考に,音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現を用いて書くことができるようにする。
以前の記事では「書く」のポイントを以下の4点にまとめました。
その内容とは…
- アルファベットの大文字、小文字を書けるようにする
- 語順によって意味が変わることを知る
- 音声で十分に慣れ親しんでから簡単な語句を書き写すことができるようにする。
- 音声で十分に慣れ親しんでから例文を参考に書くことができるようにする。
つまり「書く」のは「書き写し」「例文を参考」がキーワードなわけです。
実際、国立教育政策研究所が先生向けに作成した小学校英語の評価例の中でも「書く」も以下のような形になっています。
(例が載っていました。ぜひ元のブログにアクセスしてご覧ください)
簡単にまとめると、
小学校の間の教育指導要項の中で「単語を書くこと」に関しては、
- なぞり書きができる
- 例文を参考にした書き写しができる
が ゴール とされている
という衝撃の事実…( ゚Д゚)!?
昨日のブログに、まいまい (id:gensan818512)さんが小学5年生の英語の授業について、「授業中の筆記はcatやgirlなどの極簡単なものを見ながら書いてみる程度だったようです。」と情報をくださっていましたが、まさにこれは小学校の先生が小学校の教育指導要項を実践してくださっていたわけですね。
なんだかどこに問題があるのかがわかってきたように思います。
何度も繰り返しますが、
小学校の教育課程では「なぞり書き」や「見て書くこと」がゴールとされている
わけです。
もしそうなれば、ここで浮かんでくる疑問は
小学校で学ぶとされている600~700単語はどのタイミングで覚えるカリキュラムになっているのだろうか?
ということです。
まさか教育指導要項のどこにも組み込まれていないわけではないでしょうね!?
と、目が点になってしまいます。
この素朴な疑問を、りょうかさんのブログ↓のコメント欄で質問させていただきました。近々記事にしてお返事していただけるとのことでしたので、お返事を待ちたいと思います。
www.ryosaka.com
りょうかさんの方が正確な情報をお持ちだと思いますが、以前の記事でも紹介したYahooのニュースをあらためて見ると、このように書いてありました。
(ごく一部を抜粋していますので、全文は↑から読んでください)
2018年度に文部科学省が発表した資料「新学習指導要領について」によると、2020年度からは小学校で600語から700語の英単語を学ぶことになっています。
それに伴い、小学校で学ぶ英単語数が上記のように明確に数値化されました。つまり、新しい学習指導要領の影響を受ける2021年度の中学1年生は、小学校で英語を勉強してきたという扱いになるのです。
こうして、小学校で600語から700語の英単語を「学んできた」という状態で中学校に進学することになるわけですが、小学校では基本的に「聞く」「話す」が中心です(5・6年生では、「段階的に『読むこと』『書くこと』を加える」とされている)。いわゆる「英単語の小テスト」や「英文法を学ぶ」などの中学生的な勉強はしません。
そのため、児童によって英語への理解度が異なるまま中学校へと進むことになることも考えられます。さらに2021年度からは中学校でも新学習指導要領が実施されるので、以前に比べて多くの英単語を学ぶことになります。
具体的には、これまで中学3年間で学ぶ英単語が1200語程度だったのが、1600語~1800語へと大幅に増加。現・中1や中2の生徒は1200語ペースで学んでいたのに、2021年度からは1600語~1800語ペースで授業を受けることになります。
もちろん先行実施や移行措置を行い、大きな混乱が生じないように対策を講じている自治体もあります。とはいえ、今の小学生や中学生は親世代よりもハイペースで大量の英単語を覚えなくてはならないわけですから、負担は確実に増しているといえるでしょう。
「大きな混乱が生じないように対策を講じている自治体」は、まさに、昨日ご紹介した「通りすがりのリケジョ様」のような地域のことですね。。。
それ以外の地域にお住まいの方に関しては、これを読む限りだと、
小学校で学ぶ600~700単語は、どこかで覚えないといけないということなのだろう…と想像されます。
だって、小学校の教育指導要綱では「なぞり書き」がゴールとされているならば、学校で書けるようになるまでの指導がされるのはきっと難しいでしょうから…
仮にここまで書いたことが正しいとすると、対策の選択肢として考えられるのは、下記の3つだろうと思います。
- 小学校5~6年で進捗にあわせて覚える
- 小学校→中学校に進学する春休みに覚える
- 中学生になってから小学校の単語も合わせて覚える
受験をされる方などはどうしても 2 とか 3 になってしまうだろうと思います。
数日前に満月ママさんが 受験が終わってから公文の英語に通った話を書いていらっしゃいました。受験が終わってから英語に注力するのはいい形ですね。満月ママさんも書いていらっしゃいましたが、受験勉強で勉強習慣がついている子なら3月に英語の勉強もスムーズに進みそうです。
1~3のどれを選択するかは、子どもの様子や事情や、ご家庭の方針によると思います。どれが良くてどれが悪いというわけでもないとおもいます。
もしも、1(小学校5~6年で進捗にあわせて覚える)を選択される方は、夏休みはチャンスだと思います。小学生の夏休みは結構時間がありますからね。
以前書きましたが「小学校で習う」とされている単語のほとんどが英検5級と英検4級の範囲の単語だそうです。ごく一部英検3級の単語があるようですが、英検の勉強をしながら単語も覚えていくと良いかもしれません。
単語を覚えるだけだといまいち使い方がよくわからないところもあると思うので、小学5年生以上であれば、こちらの問題集をオススメします。
同じシリーズの英検版もあります。
英検ってどんな問題が出るんでしたっけね。私はもう忘れてしまいました。まずは過去問を見てから対策するというのもいい気もします。
今日も読んでいただきありがとうございます。私自身も分からないことだらけなので、みなさんの情報がとても助かります。いつも本当にありがとうございます。