※「教育指導要綱」と書いてしまっていたので、「学習指導要綱」に修正しました。
昨日は、小学校の英語の学習指導要綱に関して書きました。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
昨日のブログでは『学習指導要綱によると小学校での英語は、書くことに関しては「なぞり書き」「例文を見ながら書き写す」ことがゴールとされているらしい』という話を書きました。詳細はりょうさかさん(id:ryosaka)のブログにありますのでぜひこちらをご覧ください。
何度も何度も書きすぎたので耳にタコかもしれませんが、
- 小学校で学ぶ英単語は600~700単語
とされています。また、
- 中学3年間で学ぶ英単語はこれまで1200語程度だったのが、1600語~1800語に増加
しています。
そして、小学校で学ぶ英単語を覚えるカリキュラムは「小学校の学習指導要綱にはない」という新事実( ゚д゚)。
おそらくは「中学校で小学校の単語も一緒に覚えてね」あるいは「小学校のうちに自分で覚えてね」ということなのだろうと思います。
学校の時間は限られていますし、グループでの活動をやろうと思うとどうしても「覚える」ような学習が「自宅で」となるのは理解できます。
でも、「小学生までは書き写しをゴール」としているのに、中学になった途端に「習ったこと」になっているのは、理解不能です。
小学校では、漢字ドリルを宿題で出されて、基本的に自宅で漢字を覚えました。覚えるのは自宅だったとしても、きちんと宿題を出していただけるし、定着しているかどうかのテストもあります。
一方で、英語に関しては、小学校で筆記テストがあるとしても「教科書や辞書やノートを見て書き写してよい」という試験です(複数の方から情報いただきました。ありがとうございます)。子どもたちの多くは「単語の綴りを覚えずに」テストに臨むでしょう。
うちの子もそうでした。
まぁ、うちの場合は「授業中に提出するプリント」程度で、「テスト」という意識すらなかったかもしれません。。。
小学校の時には「書き写し」で良い。
単語の綴りを覚えるカリキュラムは、少なくとも小学校の学習指導要綱の中にはない。
中学の英語の教科書に「小学校で習った単語」は既出扱いで出てきますので、中学の単語と合わせて小学校の単語も覚えるしかない。
非常に基本的な話なのですが、
「お皿に載るみかんの数は限られている」
のですよ。
載せたいみかんをわきに置いておいて、
「え、ここにもあるのに気づかなかったの?これまでの2年間で1個ずつ食べていれば、雪崩をおこさずにすんだのに。それは気づかなかったあなたの責任よ。」
みたいなことをいわれている気分です。
現中1のみなさんへ:
なんだか不安にさせてしまうようなことを書いていますが、夏休み前に気づいているみなさんは絶対に大丈夫。まったく心配はいりません。
授業が止まっているこの夏休みを活用すれば、英単語も英文法も、しっかりと身につける時間が十分あります。夏休みにきっちりやって、2学期には胸を張ってテストを受けられるようにしましょう。
中1に向けた私なりの考えはこちらのブログ(この夏の過ごし方:①中学1年の英語学習編)に書いています。
昨日のブログに、ネエサン(id:kyobachan)がこんなコメントくださいました。
今日のブログも
とても参考になりました
研究職ママがずーっと書いている
今年からの英語の話
お嬢は直接関係ない年齢になってるけど
周りの小さい子供がいる人には
言いまくってるし
今年中1の子供が居る人には
細かく説明して「子供が可哀想だから対策を!」と呼びかけてます!!
この一連の英語の話は
今日のネエサンのブログと
ちょっと似てますね(と勝手に思ってる)
子供には
勝手に変わる理不尽な現実は
なかなか分かりませんよね😣💦
だからこそ
親は勿論の事
周りの大人もいち早く気付いて
フォローしてあげなくては
勉強しよう!と思う意志がある子だって
つまづいてしまう可能性大だと思います。。
学校以外の所で親がフォローしなくてはならない現実も理不尽だけど😠
今の現実に文句ばっかり言ってても
何も良い事は無いから
そうなっちゃったんだから仕方ない
と親が頭を切り換えて
子供の為に 何かしら1つでも
出来る事をやってあげたい
と思わなくちゃなりませんね😤
しかし、、、公立の小中学校なのに。。
ね😣💦
お嬢の時でさえ
漢字は学校でドリルだけを宿題にして
先生は読み方も書き方も教えなかったし😣
今度は英単語もそうなる予感がしてなりません😣
公立の小中学校だけはせめて
学校の授業を真面目に聞いて宿題だけ真面目にやってれば
普通か普通以上の成績がとれる様にしてもらいたいですが。。。
もう そんな時代はとっくに終わってるのですね。。。
過剰な先取りや過剰な自主勉は小学生には
いらない👋😞と思ってても
やらざるを得なくなりそうですね😣
小学生の頃から過剰な自主勉に時間を取られてしまい遊ぶ時間が減ると
「何か大事な能力」が可決してしまう様な気がしてなりません😣
そう思うと
早目に気付いて対策をとって!!
という話と矛盾してしまいますね😰
でも
まず 大人はガンバろ!!ね☺️
ネエサン、いつもありがとうございます。
私も会社の同僚にも、昔からの友人にも言いまくっています。
ネエサンのように周りの方に広めてくださる方がいらっしゃれば、ひとりでも多くの小学生がスムーズに中学校の英語に対応していけるのではないかと思います。
ネエサンのコメントの中にある
過剰な先取りや過剰な自主勉は小学生にはいらない
についても、
本当にその通りだと、私も思います。
このブログにも時々書いていますが、
我が家では小学校の間は特に、基本的に「先取りなし」でやっています。
しかし、英語に関しては、そうもいかないことを、娘が中学に上がって初めて気が付きました。
だって、まさかの
『学習指導要綱のどこにも入れられていないのに子どもたちに学んでほしいことがある』
わけなので…。
英単語だけではありません。
英文法だってそうです。
「小学校で学んだはず」の内容、正直言って多すぎますよ。
先生、みかんが全然お皿に載りきれていません。
一度に食べ切れるみかんの量には限界があります。いくらなんでもむちゃぶりしすぎでしょう…。
ネエサンが書いてくださっているように、
小学生の頃から過剰な自主勉に時間を取られてしまい遊ぶ時間が減ると
「何か大事な能力」が欠けてしまう様な気がしてなりません
というのも気になるポイントではあります。とはいえ、小学生には時間がたっぷりあるので、早めに気づいて対策していけば、十分拾えるみかんの量だと思います。
計画的に拾って食べて、身につけていけたらと思います。
現場の先生方がしっかりやってくださっているのは分かっています。
現場の責任ではありません。
お皿に載りきれていない大量のみかんを作ってしまった責任は、現場を知らない偉い先生方にあると、正直思います。
でも、文句を言っても仕方ありません。
お皿に載りきれていない大量のみかんに気づいた親やまわりの大人がどうするかで、理不尽な状況に置かれてしまっている子どもたちを救うことができると思います。
みんなで頑張って行きましょう。
ちなみに、ネエサンが
この一連の英語の話は
今日のネエサンのブログと
ちょっと似てますね(と勝手に思ってる)
と書いてくださっていますが、昨日のネエサンのブログはこちらにあります。私のブログを読んでいる方はすでにご覧になっている方が多いかと思いますが、もしもまだならぜひご覧ください。
今日も読んでいただきありがとうございます。自分で学べる子を増やしたいという想いでブログをはじめました。できるだけ多くの方の目に留まるといいなぁと思ってランキングに参加しています。応援していただけると嬉しいです。