高校数学のオススメ問題集

今日は、学童の話を書くつもりでしたが、週末、ネットサーフィンをしていたら、懐かしい問題集を見つけたので、予定を変更して高校生の数学の問題集をご紹介したいと思います。

 

 細野先生の「面白いほどわかる本」シリーズです。

 

この怪しげな表紙…

私にとってはとても懐かしいです。

(中身はイラストなしで、いたってまじめな問題集だったと記憶しています。)

 

 

私が高校時代に使っていた問題集なので、初版の出版年度はかなり古いのですが、微分積分や数列や行列は、今も昔も変わらないので、今でも十分学べる問題集だと思います。ところが、残念ながら今はもう出版されていないようで、中古品での販売のようです…

 

 

「そうかぁ、ずいぶん前だものなぁ」と思って見ていたら、なんと新しいシリーズが発売されているのですね(といっても2003年出版ですが、こちらは今でも増版されているようです)。表紙は変わっていますが、中身はきっと同じような感じだと思います。

(詳細は不明ですが、細野シリーズははじめは自費出版だったと聞いたこともあるので、私が使っていた↑のシリーズはもしかしたら自費出版だったからもう発売されていないのかもしれないと思います。自信がないので薄い字にしておきます) 

 

こちらは今でも発売されているシリーズです。

 

 

250万部も売れているんですね。さすがです。 

 

 

 

私自身が高校時代に、数学が分からなくなりかけてしまった時に助けてくれたのが、細野先生の本でした。

 

もともと数学ができる人には必要ない問題集かもしれません。でも、私のような人にはとてもありがたい問題集でした。

 

高校に入ってからは塾には行かず、自宅で勉強していました。でも、学校で配られている問題集(何だったかはもう忘れました)の解説ではまったく理解できず、授業も分からず、教科書の問題ですら解法が全然浮かばず困っていた時に、この問題集を知りました。

この本の解説を読んでいると、これまでは何が何だかさっぱりわからなかった問題が「なるほどそういうことだったのか」「だからこうやって計算すればいいのか」と、みるみる分かるようになっていきました。

 

 

週末、今でも発売されている問題集(クマさんの表紙の方)のAmazonのレビューを眺めていたら、

「簡単なことをやってると思って進めていて、気づいたら難しいことやらされてます。」

という口コミがありました。

 

私がやっていた旧版の方も、まさにそんな感じでした。解説を読みながら、ふむふむと読み進めながら問題を解いていたら、気づくと難問も解けるようになっている…という具合です。

 

細野マジックだねと高校時代の友人と話していたのを覚えています。さらに言うと、大学に入ってみたら、他の高校からきた子もこの問題集を使っていたと知って意気投合したことがあるのも覚えています。

 

本当にこの本に出会っていなかったら、私はどの大学にも合格していなかったのではないだろうか…と思います。「偏差値30から70」といううたい文句はあながち嘘ではないと本当に思います。

 

 

数学の「心」をしっかりと教えてくれる本なので、高校生になって分野につまづきそうになったらぜひ手に取ってみてください。高校1年生や2年生がもしこのブログを読んでくださっていたら、夏のこの時期に、苦手分野を埋めるのに使うと良いと思います。高校2年の冬ごろに数三の予習をするのにもいいと思います。中3のみなさんは、高校受験の後に、高校数学の予習をする場合に使うと良いかもしれません。

 

 

たくさん解説してくれるので私は好きな問題集でしたが、好みも分かれる問題集でもあると思うので、 Amazonで試し読みしてから買われると良いと思います。

 

関係ないですが、Amazonで8/5までkindle50%オフキャンペーンをやっています。細野先生の「よくわかる」シリーズもkindle版もあるようなので、Kindleでいいという方は、8/5までに入手されると良いかもしれません。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。明日は学童の話に戻ります。

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