子どもたちを取り巻く環境について

昨日のブログの中で、息子が友達に「学校は子どもたちの嫌がらせのためにあるんだよ。」と言われた話を書きました。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

息子の友達がなぜそんな風に考えたのかは私にはわかりません。もしかしたら少し悪ぶれたいお年頃でわざとそう言ったのかもしれないし、そんなに深い意味はなくなんとなく軽くそう言ってみただけだったかもしれないし、本人の意見ではなくて周りの誰かにそう言われたのをそのまま受け売りしたのかもしれないとも思います。

 

 

昨日も書いたように、新型コロナウイルスの影響で、授業中のグループでの活動なども制限を受けています。集団の中で過ごせば感染のリスクもあがると考えられるため、登校せずに自宅で過ごすという選択肢を取ることもできます(残念ながら私たちの自治体ではまだオンライン授業は始まっていないので、自宅で過ごす場合には自己責任で勉強する必要がありますが…)。

 

 

そのような中で、学校で過ごすことの意味はなんなのか、子どもではなく大人がきちんと考える時にあるのではないかと、息子の話を聞いて改めて考えました。(繰り返しますが、息子のお友達はそこまで深い意図がなく発言したのかもしれません。ただ、息子の友達の発言が、私に考えるきっかけを与えてくれました。)

 

 

学校に求めるものは何でしょうか。

 

学生時代に、学校で学ぶと良いことはなんでしょう。

 

 

私が、「小中学校時代に学んだことで、今、一番自分の糧になっていることを上げてみなさい」と言われたら、何を上げるだろうと考えてみました。

すぐにいくつか思い浮かびますが、どれも授業のことではありません。

 

 

まず思い浮かぶのは、中学校の部活動です。私自身が中学校の時に一番熱中したのは部活動でした。朝練はもちろん、腹筋やランニングに始まり、そこそこ頑張って練習していました。積み上げの練習にしろ、友人関係にしろ、部活を通じて学んだことで今役に立っていることはたくさんあると思います。(少し前に書きましたが、今の娘も過去の私と同じように、生活の中で部活を最優先に過ごしていました。でも、当面の間部活動は中止とのことで、大好きな部活の時間はなくなり、今はやむなく自宅で自主練しています。)

 

次に思い浮かぶのは、小中学校の学校行事です。国立の附属小中学校に通っていて、とにかく行事の多い学校でした。学芸会も年に何度かありましたし、遠行会では1年生から6年生まで42.195キロを歩きました。中学校の体育祭は学校内での体育祭の他に、県内の附属中学校が集まって戦う学校対抗の体育祭もありました。学校全体がひとチームになるのでそれはそれは盛り上がり、練習もとても大変でした。「どんなことでも精一杯取り組む」という精神は今でも私の根底にあって、それは、小中学校の行事を通じて学んだことだと思います。

 

最後に思い浮かぶのは、土曜日のオリエンテーションです。当時は全国的に土曜日も登校日で、おそらく多くの学校では土曜日にも通常のように授業があっていたのだろうと思いますが、私の通う学校では土曜日には授業はなく、毎週オリエンテーションや野外での活動がありました。今でいう「総合学習の時間」にあてられていたのだと思います。職業実習みたいなこともしたし、各自で決めたテーマについて調べて発表する会など、さまざまな取り組みがありました。個人戦だったり団体戦だったりいろいろでしたが、どの活動もとても楽しかったと記憶しています。

 

ひとつひとつが貴重な学びの機会で、ひとつひとつのことが私自身を育んでくれたのだろうと思います。

 

 

新型コロナウイルスの影響で、ここ1~2年は取り組めていない活動がたくさんあります。学芸会や音楽祭は中止になり、運動会も練習時間は削減され、各学年での分散実施となりました(息子はかけっこと玉入れに取り組みました)。休み時間には校庭で遊ぶことが禁止されて、静かに座って過ごすように先生からは言われています。

 

コロナの状況になってからの学校生活しか知らない小学1年生にとって、小学校はどんな風に見えているだろうかと考えると、切なくなってしまいます。

 

 

私たち大人にできることは、できるだけ家庭でできる活動は家庭で取り組んであげることかもしれません。

友達がいないと本当には取り組めないこともありますが、私が心に残っている活動の一部は、自宅でも取り組めるかもしれないと思います。

少なくとも、コロナ禍のせいで行動が制限されることでどうしても溜まってしまうストレスの発散ぐらいは週末にできるかもしれないと思います。家族だけで自宅で過ごすなら、マスクもいらないし、接触も話すのも気兼ねする必要はありませんから。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。土曜日に、娘と息子に「日曜日に何をしたいか」を聞いてみたら「映画を見たりトランプしたい」というので、自宅で家族で楽しみたいと思います。

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