本質を見誤らないこと

今日も昨日の話の続きです。もともとシリーズにするつもりはなく書き始めたのですが(そのため、私のブログには珍しく、タイトルもばらばらなままです)、なんとなく続きものになってきました。

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今日は「情報」の話からは少し離れますが、一昨日のブログにいただいたコメントで、考えたことを書きたいと思います。

 

 

 

 

 

9月24日のブログに、通りすがりのリケジョ様からこんなコメントをいただきました。

 

昨日は質問にお答えくださりありがとうございました。
とても「情報」についてよくわかりました。

「受験は情報戦」ってのは残念ながらその通りなんですよね。
受験を突破するための小手先だけのスキルですらやはり情報を知っているのと知らないのとでは違いが出てきますから。

ただ、個人的には親がもっと違う意味で情報を駆使して子供の将来を考えるのが大切かなと思います。
「情報」という科目一つを見ても
大学共通テストを見ても
ここ最近の小中の学習指導要領にしても
幼保の教育・保育指導要領にしても
国は
「今後、日本国が欲しい(成長して欲しい)人間はこういう人間です!こういうスキルを持った人間が欲しいです!!」
ってメッチャ言ってます。
ところが受験を気にしている親御さんは残念ながら気が付いてないんですよね。
それでは極端な話
「いい大学は出ているのに仕事で活躍できない人間」
が出来上がってしまいます。

子供たちはまだそんなことまではわからないのでやはり親が情報を上手く仕入れて分析して、子供と試行錯誤しながら成長していくしかないのかなと思います。
…と言いながら我が家もスタートからまだ少ししか進んでませんが(笑)

 

いつも示唆に富むコメントをありがとうございます。

 

 

 

ただ、個人的には親がもっと違う意味で情報を駆使して子供の将来を考えるのが大切かなと思います。
「情報」という科目一つを見ても
大学共通テストを見ても
ここ最近の小中の学習指導要領にしても
幼保の教育・保育指導要領にしても

国は
「今後、日本国が欲しい(成長して欲しい)人間はこういう人間です!こういうスキルを持った人間が欲しいです!!」
ってメッチャ言ってます。
ところが受験を気にしている親御さんは残念ながら気が付いてないんですよね。
それでは極端な話
「いい大学は出ているのに仕事で活躍できない人間」
が出来上がってしまいます。

 

これは本当にその通りで、注意したいところですね。

 

昔、↓のシリーズの中でも触れましたが、「勉強ができる」と「社会で活躍できる」とは、必ずしも同じではないと、私も思います。(※このブログで言う「社会で活躍する」というのはにノーベル賞を取るようなすごい仕事をするとか、世界で活躍する事業家を目指すとか、そういう大きな話ではなく、「社会に出た時に自分で自分や家族が食べる分をきちんと稼いで、周囲を支えたり支えられたりしながら、自分自身が幸せだと思える」ぐらいの意味です。)

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私の子育ての最終目標は、「子どもが自立して自分の人生を歩む」ことです。その時に、子どもが自分で自分を幸せだと思えることができれば、もう最高だと思っています。

 

何度も書いていますが、決して「良い大学を出る」とか「良い仕事に着く」というのが目標ではありません。

 

いったん働き出したとしても、そのあと継続していくというのは、本当に大変なことですから。そこをなんとか頑張って行ける子を育てて社会に出すことが私の目標です。(もちろん、今どき、転職するのは普通のことですし、ライフステージが変われば働き方を変える選択をせざるを得ないこともあると思うので、それはそれでいいと思います。自分が納得していればなんでもOKです)

 

 

そのためには、子どもたちが大人になる頃に、日本に限らず世界でどんな人が求められて、どんな人ならやっていけるのかを、よく考えて、自分で生きていくこと、自分で稼ぐことをしっかり意識できるように育てなければという気持ちがあります。

 

 

 

 

 

「勉強」だけをして受験を潜り抜けることはできても、社会では活躍できない場合もよくあるし、

逆に、「勉強」はしていなくても、社会で活躍できる人はたくさんいらっしゃいます。

 

 

本質を見誤らないようにすれば、「勉強だけをして受験を潜り抜けることはできても、社会では活躍できなかった」ということにはならないと思います。でも、少しでも本質を見誤るとすぐに間違った方向に陥ってしまうだろうと思うので、気をつけなければなりません。

 

 

 

―――――――――

 

ものごとは、どんなことでもプロセスが大切だと思っています。

 

結果がどうあれ、プロセスを間違っていなければ、その先には道はあると思うからです。

 

 

 

私自身は、高校受験にも大学受験にも失敗してきました。

今思うと、落ちるべくして落ちたと思うし、情弱がゆえに世界が見えていなかったと思いますが、当時はそんなことは全然分からずにいました。

でも、私としては「なんだかとても惹かれる世界」があって、そんな世の中を叶えたいと思って今まで進んできたと思います。

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子どもも生まれたり、理由も分からず歩けなくなったり、本当にいろいろなことがある中で、私の歩む道は今も平坦ではありません。

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でも、そういういろんな苦労を乗り越えると、そこで初めて見える世界があって、自分自身が成長してこられたと思えるのも事実です。

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また、自分自身が決して平坦でない道を歩んできたからこそ、大学の学生さんの不安や悩みの相談に乗ったり、もしかしたら助言ができることもあるかもしれないとも思っています。

 

話が少しそれますが、大学の教員のとても重要な仕事のひとつに「人間教育」があると最近強く思います。特に、研究室を運営する上で強く感じることです。もちろん、小中高のどのプロセスでも人間教育が大切なのは教員に共通することだと思いますが、授業で教える勉強以上に、人を育てているのだと感じる時があり、この時間を何より大事にしなければと思います。学校の先生方が大事にしてくださっているのもきっとそういうところなのでしょう。子どもたちは、それが受け入れられる気分の時とそうでない時があるかと思いますが、いつかどこかのタイミングで思い出してくれたり少しでも伝わってくれたら嬉しいと思います。

 

 

 

―――――――――――――――

 

以前も書いたことがありますが、

 

私自身は、子どもの頃から、

「なんにでも精一杯やりなさい」

と言われて育ってきました。

 

 

もう少し正確に書くと、

「自分でやると決めたらなら、精一杯やりなさい」

と言われていたと思います。

 

 

「そもそもやらない」というのもひとつの大切な選択肢ですよね。

私自身、やらずに来た道もたくさんあります。

 

 

 

 

でも、自分でやると決めたことは、しっかりやる。

そのことが、今の私を支えてくれていると思います。

 

 

そのためには多くの苦労がありますが、私の性格上、「自分が望まない環境で楽をするぐらいなら、自分が望む環境で苦労したほうがずっといい」と思ってしまう面があり、それでどんなことにも全力投球してきたように思います。

 

 

私は「成長期」に育ってきたのでこんな育ち方でしたが、「成熟期」となった今を生きていく子どもたちはどうでしょうね。

 

 

ただ、

「社会に求められる人材」は変わってきたものの、人としての生き方とか人生の楽しみとかの根っこのところは変わらないのではないかなと、なんとなく思います。

 

 

  • 自分で信じた道を、自分を信じて精一杯歩んでいく
  • 足元をしっかり固めて毎日の小さな幸せを楽しむ

そういう基本的なところを大切にすることを伝えつつ、なんとか一人前の社会人になってくれたらと思います。

 

 

 

 

「幸せに生きていくということはいったい何なのか」

 

なかなか難しい問題です。

 

これからも自分自身が答えを探しながら、子どもとも話し合っていけたらと思います。

 

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。なんだかばらばらと書いてしまい、何が言いたいかわからない文章になってしまいました。明日は「情報」の共通テストに話を戻します。良い休日をお過ごしください。

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