昨日、私のtwitterのタイムラインにこんな情報が流れてきました。
財団で実施している「STEM(理系)高校生女子奨学金」がいよいよ今週10/10(日)に募集締切を迎えます。現在の応募数は500強なので倍率5倍です。申し込みは非常に簡単かつ抽選なので対象の方はぜひご応募ください! https://t.co/KRXlxyzgzN @shinfoundation
— 山田 進太郎 / Mercari, Inc. CEO (@suadd) 2021年10月6日
メルカリのCEOの山田さんがたちあげた「山田進太郎D&I財団」が、その第一弾として「STEM(理系)高校生女子奨学金」を出すという情報です。
2022年4月に高校進学をする女性(つまり現在の中学三年生)が対象で、申込締切は10月10日(日曜日)です。
つまり明日締め切り!
twitterでは
- 応募が簡単
- 所得制限もなし
- 選考は抽選
- 返済不要
と流れていました。
はじめにこの案内を見た時は「抽選で選考されるというさっぱりした感じがいいな」と思いました。
こちらが募集要項の詳細です。
↑のサイトの中に進むと「奨学金指定校」として、対象となる高校が書いてあります。
今回は「令和3年度スーパーサイエンスハイスクール指定高等学校、高等専門学校へ進学する方に限定」ということで、奨学金がもらえる学校としていわゆる進学校がずらりと並んでいます。詳細は「奨学金指定校」をご覧ください。
ここまで見て「抽選で選考」の意味がよく分かりました。
奨学金指定校としてここに並んでいるような学校に入れるような女性なら、どなたでも奨学金を受ける資格が十分あるわけです。
ですから、あとは「抽選」で十分。
どの子があたっても良いという意図なのでしょう。
また、奨学金制度以外にも、奨学金を利用した学生さん同士の交流会や、その他のイベントなども企画されているとのこと。こちらは、奨学金に外れたとしても参加可能だそうです。
異分野に進む可能性が高い人たちとの横のつながりってとても貴重だと思いますし、現在社会で活躍する女性たちの話を聞けるチャンスもきっとあるのだろうと思います。
twitterには「なぜ女性だけが支援対象なのか?」「男性も支援してほしい」といった声もありました。
日本語では「積極的格差是正措置」と言われて、性別や人種などの問題で現状格差があるところに対して、積極的に優遇することで格差をなくしていく取り組みのことをいいます。今は学校でも習う言葉のようなので、私たちより中高生の方が良く知っているかもしれません。
アファーマティブアクションのひとつとして、対象を女性に限定した採用や奨学金の制度が設置されているわけです。
男性のみなさんには申し訳ないですが、女性が社会で働いていく上では、正直、まだまだ多くの壁があります。理系はまだ完全に「男性社会」です。
ワークライフバランスを保ちつつ、女性が長く勤めていくのは、正直まだまだ困難が多いのが現状です。
大学でも理系の女性はだいたい10%ぐらいでしょうか(もちろん学部によって前後します)。成熟期となった日本で、これからよいものを生み出すのにはさまざまな考え方や価値観を持った人が集まるのが良いと考えられていて、その意味でも、理系に進む女性を社会として切望しています。
今回の奨学金もその想いを込めた奨学金だと思います。(他にも理系女子を応援する基金はあります。検索するとすぐに出てきます)
対象となる高校を受験・進学されるご予定のご家庭は、ぜひ応募されると良いと思います。
このツイートがされた10月6日の時点では「倍率は5倍」とされていましたが、かなり拡散されていたので、今はもっと倍率は高いかもしれません。
でも、申し込んだからといってなにか損をすることはまったくないわけですし、第二段以降もあるかもしれないとのことなので「当たればラッキー」ぐらいの軽い気持ちで申込みされると良いと思います。
交流会やその他のイベント目的で申し込みされるのもいいと思います。
そして、みんなでメルカリも応援しましょうね(^_-)-☆
今日も読んでいただきありがとうございます。良い休日をお過ごしください。