高校での勉強についてー⑥一度で完璧を求めない

ここ数日は、高校の勉強について書いています。このシリーズは、今日で最終日です。

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今日は、「中学までの勉強方法とはちょっと違う、とても難しい高校の勉強に立ち向かう方法」について書きます。

 

 

 

 

 

 

 

中学までの勉強では、「100%を求めて」勉強してきた子も多いかもしれません。

 

特に定期テストなどは、範囲も限られているし、その範囲のことを完璧にこなそうと勉強してこられたと思います。

 

 

 

ところが、高校の勉強となると、ぐんと難しくなり、「一度で100%理解する」ことはなかなか難しい教科も増えてきます。

 

 

 

 

例えば、高校数学や高校物理。

 

 

 

 

この手の「頭を使う教科」は、中学の頃に比べるとぐんと難しくなっていきます。

 

 

 

高校の数学や物理を勉強する際に、「うーん…」とうなって解き方を考えていては、残念ながらそれだけで日が暮れてしまいます。

 

 

 

そこで、

  • とりあえずその問題は飛ばして先に進んで、後日戻ってくる とか
  • 100%は求めず、まずは50%とか60%で勉強して、何度も繰り返しながら70%とか80%とかに引き上げていく とか
  • とりあえず答えを見る 

とかいうのが王道の勉強方法です。

 

 

 

ずいぶん古いブログ(2年半前、ブログを始めて間もない頃のブログです)になりますが、こちらのブログに岡野原さん(東大卒)の勉強法についてご紹介させていただきました。

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詳細は↑のブログを読んでいただきたいですが、対談の中で、岡野原さんは

分からない問題は、いくら考えてもわからないので、さっさと答えを見てよく解説を読んでから自分で解いてみたほうが手っ取り早い

とおっしゃっています。

 

 

 

 

中学までの勉強では、もしかしたら「すぐに答えを見る勉強方法は良くない」と教えられた方もいらっしゃるかもしれません。試験の時には、当然、答えを見ることができるわけではないので、普段の勉強から「うーん」とうなって頭をひねって、自分で答えにたどり着く勉強をすることが大切だからです。

 

 

高校受験だけでなく中学受験でも「うーん」と頭をひねる練習をした方も多いかもしれません。考える練習をしておかなければ、試験当日に考えることができませんから。頭をひねって考えることはとても大切です。

 

 

 

ところが、高校数学や物理(特に初見の問題)となると、ちょっと違います。

 

 

 

 

「考えても無駄」だからです。

 

 

残念ながら、多くの凡人は、どうせ考えても分からない。

 

 

 

 

 

私なんて、凡人の代表みたいな感じですから、どうせ考えても分かるわけがありません。そこで、数学はすぐに答えを見ていました。

 

 

 

 

↑のブログに引用した岡野原さんの勉強方法も

例えば数学なら、まず答えを見ちゃうんです。最初に問題を読んである程度、こんなやり方かなと考えたら、すぐ答えを見ます。それから最初から最後までバーッと解く。1回では完璧には覚えていないので、次は間違えたところだけやり直します。最初から全部自分で考えるよりも、この方が効率的です。何回もやって100%覚えたら、今度は違う解き方を考えました。

とのこと。

 

 

 

東大に行く人だってすぐに答えを見るんですから、答え見ても罰は当たりません。

 

 

 

ただその代わり、「何回も繰り返し解くこと」がとても大切です。そして、何度も繰り返す中で、理解度を50%、60%、70%と上げて行きましょう。

 

 

 

 

答えを見るときに、解説があれば3回ぐらいは読んでみるといいですね。1度読んだだけではいまいち理解できなくても、3回ぐらい読むとだいたいわかると思います。

 

 

 

 


このシリーズの初日のブログでご紹介した数学の解説型の問題集、私は1度読むだけではなかなか理解できないときもあったので、3回ぐらいは繰り返し読んでいました。とても分かりやすく書いてあるので、3回ぐらい繰り返して読めば、書いてある内容については「分かったつもり」になれます。問題集に載っている例題も解けるようになります。

 

 

こうして「分かったつもり」になれて、「インプット教材で内容理解できたから、次はアウトプット教材で勉強しよう」と、いざ高校から渡されている問題集を解こうとしたら、さっぱりわからない場合もありました。

 

 

そんな時は、すぐに答えを見て「なるほど…、ここでこれを使うのか…」などと思っていました。場合によっては答えを見て解説を読んでもイマイチ分からない場合もあったので、そういうときはいったん飛ばして、あとから戻るようにしていました。

 

 

 

 

私はそんなに賢くないので、

  • 一周目はとりあえず50~60%ぐらい分かればOK

という感じでした。

 

その代わり、繰り返しながらそれを65%、70%、80%と上げていく。

(岡野原さんは100%と書かれていますが、私はそんなに賢くないのでそこまでやれていません…)

 

 

 

「はじめから100%は求めない」と、頭を切り替えると、中学までの勉強方法とはちょっと違った勉強方法が見えてくると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

「考えても無駄なのですぐに答えと解説を見る」

「答えと解説を1度読んでも分からなければ、3回ぐらいは読む」

「はじめから100%は求めない。」

「答えを見ても分からなければ、とりあえず飛ばす」

「間違えた問題は何度も戻ってくる」

が、今日ご紹介した方法です。

 

 

 

もちろんこれらが唯一の勉強方法ではありません。

 

 

教科によっても違います。

 

 

 

 

ぜひ、自分で試行錯誤しながら、自分に合った勉強方法を見つけてください。

 

 

 



上記で引用した過去のブログにも書いていますが、自分自身に合う勉強方法を探しながら勉強していくプロセス自体がとても意味のあることだと、私は思います。

 

 

 

大学に入ったら終わり

ではありません。

 

 

高校、大学、大学院、社会人と年齢が進んでいく中で、どんどん成長していくためには、試行錯誤しながら前に進む力を身につけることが必要です。

自分のことを良く知って、自分と相談しながら、今の自分に必要なものとか今の自分に足りないものが見つけていけると良いと思います。

 

 

 

 

 

時々ブログに書きますが、私は「人生は経験値を積むこと」だと思っています。

 

 

勉強に限らず、いろんな経験値を積み重ねていくことが「生きる」ことなのかな、と思います。

 

 

 

 

 

そう考えると、人生には「回り道」なんてものは存在しませんね。

 

 

 

どんな道も「経験」ですから。

 

 

 

 

私も、

高校落ちたり、

大学落ちたり、

働いている意味が分からなくなったり、

原因不明で歩けなくなったり、

いろいろありました。

 

 

でもそのおかげで、

強くもなれたと思うし、

成長してこられたと思います。

 

 

 

これから先も、きっといろんなことがあると思います。

 

 

でも、まぁ、それが人生なのかなと思っています。

 

 

みんなそうして生きています。

 

 

 

 

「単なる問題の解き方」とはちょっと話に派生してしまいましたが、「生きる」についてもつながることがある気がするので、ちょっと風呂敷を広げました。

 

なかなか一筋縄ではいかないけれど、最初から完璧を求めるのではなく、繰り返しやってみるとか、いったん諦めてみるとか、何かしら方法を工夫して試行錯誤していけば、なんとかなるということです。

 

まわりにいる大人は、子どもが自分で自分なりにやっていける「きっかけ」を作ってあげられるようにしていけると良いですね。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。良い週末をお過ごしください。

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