ここ数日は、ワークライフバランスについて書いています。今日が最終日です。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
selfmanagementforkids.hatenablog.com
selfmanagementforkids.hatenablog.com
二人目を妊娠・出産しながらも、だんだんと生活が回り始めた2015年秋。
東工大の先生から一本のメールをもらいました。
「2016年3月の学会で、ワークライフバランスについて話してもらえませんか?」
という内容でした。
私なんかでいいのかしらという想いもありましたが、たくさんいる研究者の中で私を選んでくださったことはありがたく、謹んでお引き受けしました。
そして、この講演をきっかけに「私にとってのワークライフバランス」を、自分の中で少し整理してみました。
この時に書いたのが、この絵です。
当時の togger(twitterのまとめ。講演を聞いた聴講者のつぶやきのまとめ)が残っています。
toggerを見ると、ここ数日書いてきた話と同じ話をトークしたことが分かりますね・笑(黒く塗りつぶしているところは、twitterアカウントが書いてあるので私が消した部分です)
30分ぐらいの短い講演でしたが、「いい話だった」と言っていただきました。
上のつぶやきは、ひとりをのぞくとみなさん男性の方のものだと思います。ワークライフバランスって別に女性に限った話ではないですし、 私の所属する学会でのトークということで聴講者が男性の方が多いことがわかっていたので、ジェンダーに関係なく聞いていただけるように話をしました。
とはいえ、女性の学生さんは「より自分ごととして」とらえた方が多かったようでした。「出産とか遠い話だけど、私にもやれるかもしれないと思いました」とか、「この話聞けただけでも、今日来てよかったです」とか、たくさんの方に声をかけていただきました。
数年後に、社会人になった女性に、
「あの時はまだ大学院生で、会場で話を聞いていたんです。普通職に応募しようかなって思っていたころだったんですけど、研究所に就職しました」
と言って、名刺をいただいたこともあります。
そして、複数の大学の先生から
「あの話、うちの大学の特別講義でやってもらえませんか?」
とお願いされて、何度か講義をさせていただきました。
私は情報系の分野で仕事をしています。
大学の学生さんにはそこそこ女性の学生さんもいらっしゃるのですが、社会人でそのまま業界に残る方となると、ぐっと女性の割合が減ってしまいます。就職する時点で、あるいは入社後の配属時点で、会社側に何らかの力が働いている現実がまだまだあるのかなぁとも思います。また、会社側だけでなく、女性本人としても、遠慮というかしり込みしてしまう部分も、もしかしたらまだ少しあるのかもしれないと感じます。ここ数年で随分なくなってはきましたけどね。
数年前に国際女性ビジネス会議を聞きに行った時の、加藤美和さんの講演が素敵でした。
「完璧を目指さず、できることをやっていく。勇気と貢献心をもって、いろいろな考え方、ダイバーシティを尊重する社会を目指し、Act Positiveを日本から発信していきましょう」
それが自分の信じる「自分の生きる道」ならどんな道でもいいと思います。日常生活のどんな小さなことからでも、前を向いてひとりひとりが自分の中にも複数の側面を持って発信していくことが大切だと思います。
そして、子どもたちには、自分自身の目標を持って、自分で考えられる子どもになってほしいと思っています。
「ワークライフバランスとは」のそのものの答えではないですが、自分の好きな道を歩むために自分なりの工夫をしていけば、その先に自分なりのワークライフバランスがあるのではないかと思っています。
連日、熱い話にお付き合いいただきありがとうございました。
ーーーーーー
少し関連する記事をはっておきます
selfmanagementforkids.hatenablog.com
selfmanagementforkids.hatenablog.com
ーーーーーー
「ワークライフバランスについて」の昨日までの話はこちらです。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
selfmanagementforkids.hatenablog.com
selfmanagementforkids.hatenablog.com