今日は、昨日の話の続きです。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
子どもが毎日のように
「お母さんってどうして働いているの?」
と聞いてくるのにうまく答えられない。
仕事に以前ほど情熱が持てない
何のために働いているのかわからない
そんな日々を過ごしていた、
そんなある日の話です。
当時はあまり家に仕事を持ち帰ることはなかったのですが、その日はどうしてもプレゼン資料の作成が間に合わなくて、帰宅してから在宅勤務をしていました。
当時年少さんだった子ども(子どもはまだひとりでした)は和室で折り紙か何かで遊んでいて、私はリビングの机でPCに向かっていました。しばらくして子どもが私のところにやってきて、私のPCをのぞいて言いました。
子「なにやってるの?」
私「仕事」
子「(私のPCの画面をのぞき込んで)お母さんの仕事って絵本かくことなの?」
私「絵本じゃないよ」
子「でも絵がいっぱい」
私「うん、でも絵本じゃない」
子「これ、なに?」
私「プレゼン資料っていって、母さんが人に説明するときに使うやつなんだ。よく分からない人に何か説明する時は、絵で説明するとわかりやすいから、絵をいっぱいのせてるの。」
子「お母さんって先生なの?」
私「先生じゃないよ。けんきゅうしょくっていって新しいことを考えて試してみる仕事をしてるの(心の中:最近全然できてないけどね)」
子「へぇ、私も大きくなったらお母さんと同じ仕事になりたいな」
子「へぇ、私も大きくなったらお母さんと同じ仕事になりたいな」
その娘の言葉が、
当時の私の心に突き刺さりました。
そして、この会話には続きがあります。
子「へぇ、私も大きくなったらお母さんと同じ仕事になりたいな」
私「母さんが働いているのいやじゃない?」
子「なんで?ぜんぜんいやじゃないよ。好きだよ」
娘にそう言ってもらえて、
なんだか、毎日毎日悩んでいた想いが解けたというか。
そんな気持ちでした。
もっとまっすぐ仕事と向き合わなきゃ。
私、この子の北極星になろう。
この時、そう誓いました。
北極星を目指して、私と同じ道を歩いてほしいわけではありません。子どもには子どもの生き方があると思うので、子どもが自分の人生を選択すればいいと思っています。
でも、身近にいる働く女性として、子どもに胸を張れる社会人になろう。
そう誓いました。
そう思ってから、本当にいろんな面で「働き方」を見直しました。
早朝に起きて在宅勤務を始めたり、夜の英語や数学の勉強も再開しました。
子どもが起きている間は極力子どもと過ごします。
だって子どもとの貴重な時間ですから。
そして、研究職でラッキーだったな
と思うようになりました。
だって、考えることは場所を選ばないのです。
子どもとお風呂に入りながら
子どもの着替えをさせながら
そういう時に、ふと新しいアイデアがふってきます。
特に、私にとってはお風呂の時間がアイデアがふってきやすい時間です。
すぐに忘れてしまうので、ノートにメモします。
そして、次の日は、そのアイデアをさっそく試してみます。
実験する前にはよくよく考えます。無駄な実験をする時間は私にはありません。
「条件があまくて全部やりなおし」なんてことは、昔はざらにある話だったのですが、そんなことがないように、よくよく考えてから実験をするように、やり方を変えました。
こうして少しずつ生活が回り始めました。
そして、ずっと答えられなかった娘の質問にも答えられるようになりました。
子「お母さんってどうして働いているの?」
私「お母さんが、子どもの頃からずっとやりたかった仕事なんだ」
※子どもの頃の夢の話はこちら
selfmanagementforkids.hatenablog.com
今、子どもはよく言います。
「私もお母さんみたいになりたいものを見つけなきゃ」
私は
「お母さんもどんどん新しいことに挑戦しなきゃな」
と答えます。
中学や高校や大学や大学院がゴールだとは、まったく思いません。
社会人になっても日々成長していかなければ、その姿を子どもに見せていきたいと思っています。
今でも、子どもの「へぇ、私も大きくなったらお母さんと同じ仕事がしたいな」という、あの一言に、とても感謝しています。
話が脱線しますが、私の生活が回り始めたころに使い始めたのが「アクションプランナー」です。「自分を予約する手帳」。
仕事もプライベートもこの一冊で、自分を自分の思い通りに生かしてくれる手帳です。
私はオレンジ色のカバーを使っています(カバーも古くなって2年前に一度買い換えましたが、基本的にはリフィルで中身だけを買っています)
大好きなブロガーさんであるベリーさん( id:berry-no-kurashi )もアクションプランナーを使っていらっしゃると少し前に知って、とても嬉しくなりました。
明日は「ワークライフバランスについて」の最終日の予定です。
みなさんよい週末をお過ごしください。