ベリーさん(id:berry-no-kurashi)の本を読んでスタートしたゴールデンウイーク。真似したいところが本当にたくさん詰まっている本でした。
本当は上の子の日常の勉強について少し書こうと思っていたのですが、今日から数日はGWスペシャルで、ベリーさんの本を読んでの我が家の改造について書きたいと思います。
まずは「家事をみんなで」。
本の中に
家事は「お母さんの仕事」ではなく、家族みんなで進められればと思っています。
・・・
子供たちにも、年齢に応じてその子ができる範囲をどんどん任せるようにしています。
とありました。
子どもたちに家事を任せるためには、それなりに工夫がいります。
例えば、ベリーさんのご家庭では、
- 3歳の子でも本をきちんと片付けられるように本棚の本は背表紙の色別に並べる
- 洗濯の取り込みから片付けをしてくれる上の子どもたちが楽になるように洗濯物は、取り込んだハンガーごとクローゼットに片付ける
などなどを実践していらっしゃるとのこと。
これらは「子どもたちの目線に立って、子どもたちのいる暮らしを考えた」結果だと思います。とても素敵なアイデアの数々です。そして、この「工夫」のおかげで、子どもたちは無理なく家事に参加できています。
我が家には、脱衣所を出たところ(リビングの端っこ)に小さな棚があります。上の子と私にとっては、パジャマ入れ。下の子にとっては、その季節のすべての洋服が入っている棚です。
(右側にかかっているのは、下の子の保育園のリュックと私のバッグです。洗濯が終わった着替えは、引き出しに片付けるものと保育園のリュックに直接入れてしまうものとあるので、リュックがここにあります)
ベリーさんの本を読むまでは、
- 一番上に下の子の手拭きタオルとパジャマ
- 上から二番目に上の子のパジャマ
- 上から三~五番目には下の子の洋服
- 一番下の段に私のパジャマ
を入れていました。
下の子は身長的にまだ下から三番目(=上から四番目)までしか手が届きません(下から四番目は手は届きますが、のぞいて洋服を選ぶには身長が足りません)。
ところが「下の子の手の届かないところ」に下の子の洋服が入っていたのです。これでは、下の子が自分で洋服を出して着替えられるはずがありません。
下の子は未就学児とはいえ、十分ひとりで洋服を選んで自分で着替えられる年齢なのに、上の子とずいぶん離れているためか「いつまでたっても赤ちゃん扱い」で、なんでもかんでも私がやってしまっている面がありました。上の子が、今の下の子ぐらいの年齢だった頃と比べても、自立が進んでいないなぁと反省します。
ベリーさんの本を読んで、子どもが家事に参加できる工夫を目にして、引き出しの使い方を見直しました。具体的には、
- 一番上に私のパジャマ
- 上から二番目に上の子のパジャマ(※上の子はここで慣れているので変更なし)
- 上から三番目に保育園でしか使わない洋服(保育園の準備は私がするので、下の子の手が届かなくても問題なし)
- 一番下から3段を下の子の洋服
として、下の子の手の届く段に、下の子の洋服を入れました。
「下からみっつが○○の引き出しね。一番下にはパジャマが入ってる。これからお風呂から上がったら、自分でここから着替えを出して着替えてね」
というと、嬉しそうに張り切っていました。
「朝も自分で着替えるんだよ。ここにズボンとTシャツ入ってるから」というと、「大丈夫だよ。保育園でも汚れたらちゃんと自分で着替えてるし。」と言ってくれました。
保育園では自分でやっているのですよね。もっと家でもやってもらおうと思います。
子育ての中で私が一番大切にしたいのは、「子どもに生きる術を伝えること」です。自分自身を自分の思い通りに動かしながら、自分の人生を歩んでいく。そのために必要なことを教えていきたいと思っています。
例えば、ひとつひとつを選択しながら生きること。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
日々を大切に重ねていくこと。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
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ベリーさんの本に書いてあるひとつひとつで、子どもたちはどれだけのことを学びながら「育(はぐく)まれて」いることか。我が家にも取り入れられることはないだろうかと、時々立ち止まりながら本を読ませていただきました。
みなさんのご家庭にもきっと参考になることがあると思います。ぜひ手に取ってみてください。