社会に出て活躍するということ-⑩親が変わるために私がしたこと

今日は、昨日の話の続きです。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

我が家の場合は、今思うと、勉強に関しては子どもは完全に受け身だったと思います。

 

毎日自分で決めた勉強はやるものの、それももともとは私と一緒に「毎日このぐらいはやろうか」と決めた内容でしたし、なによりも良い成績をとるために工夫しながら取り組んでいるというよりは、毎日自分がやる量を単にこなしていただけで、習得するために自ら復習したり、身につける工夫や試行錯誤は出来ていなかっただろうと思います。学校から出された宿題もなんとなくこなしていた状態でした。「やること終わったんだからあとは遊んでもいいよね」と。やることって、確かに問題集は終わっているけれど、これ解けるようになってないでしょ…という状態だったわけです。

 

でも、そんな受け身の状態を作り出していたのは私自身だったと反省しました。方向転換をして2か月ちょっとが経ちました。この2か月で子どもの様子はずいぶん変わってきたと思います。

 

まずは、「受け身の状態を作り出しているのは誰か」を認めて、深く反省すること。その次に、私が何をしたかを今日は書きたいと思います。

 

 

やったことは大きくふたつです。

  • 娘に、「4つのこと」を話しました。内容は下に書きます。
  • 学習以外のことも含めて「娘が自分でできることは娘に任せる」と、自分で決めました。思わず”やってあげたくなってしまう”ことがまだありますが、そのたびに「ダメだ」と思って手を引っ込めています。

 

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娘に話した「4つのこと」

①まずは謝りました

これまで、あれこれと口を出しすぎだったことを謝りました。そして、お母さんはこれからやり方を変えていくと宣言しました。そして、「なぜやり方を変えるのか」と、「やり方を変えるにあたって意識してほしいこと」についてこれから話す、と言いました。

 

②なぜやり方を変えるのか

「高校までの勉強と社会に出てからのギャップ」について、娘に話をしました。

高校までの勉強は答えがある学習だけど、社会に出てからは答えのないものに向かって行かなけれはならないこと。

高校までの勉強に対して自分がどうやって勉強していくかを試行錯誤することは、将来につながる力になること。これまでは母さんはその道が見えているように勘違いしてしまっていたけれど、それではあなたのためにはならないから、もう言うのはやめる、と約束しました。

 

③やり方を変えるにあたって意識してほしいこと①-自由・権利と責任はセット

「自由・権利と責任はセット」という構造は、大人になっても変わらない。あなたが、好きなことをする自由な時間を手に入れたければ、まずは学生としての責任をまっとうしなければならない。お父さんやお母さんも仕事で成果を出すことができなければ評価は下がるしボーナスは減らされるけれど、期待以上の成果が出せれば意見も通るしボーナスも上がる。

母さんがあれこれ言わない代わりに、自分自身でテストの「責任ライン」を決めよう。そのラインを超えられるように自分で試行錯誤しながら勉強することは、将来への練習になる、という話をしました。そして、漢字テストと、通常のテストの「責任ライン」を決めました。

 

④やり方を変えるにあたって意識してほしいこと②ー嘘・言い訳・誤魔化しは絶対にダメ

嘘・言い訳・誤魔化しは絶対にダメ。嘘・言い訳・誤魔化しをする人は、大人になったときに周りから信用してもらえない。嘘・言い訳・誤魔化しをしながら生きてしまった人は、どうしても逃げたくなってしまう。少なくとも、自分には嘘をつかない、自分には言い訳しない、自分をごまかさない、ことはとても大切。そうしてはじめて、自分に向き合える。お母さんはもう何も言わないから、お母さんたちに嘘をついたりごまかしたりする必要はなくなる。ただ、自分自身に嘘をついたりごまかしたりすることのないように、頑張って。自分に逃げ道を作らない、自分に言い訳を作らないって、意外と難しいよ。でも、それは大人になるためのトレーニングだから、と話をしました。

 

 

 

話をする最中、娘からいろいろと質問されたので、その都度、例も交えながら話をしていきました。

 

最後まで話し終えたところで、娘から「私、毎日塾の自習室に行って勉強することにしようかな。部屋だとどうしても別のことやりたくなっちゃうし、リビングだと(息子の名前)が気になっちゃうから。そういうやり方でもいいの?」と聞かれました。「もちろん、それもひとつのやり方じゃない?」と答えました。

 

 

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ここまでが、娘に話をしたことです。

 

 

娘はだんだんと変わってきました。私は、娘には見つからないように、こっそり毎日ノートをのぞいて、頑張っている様子を微笑ましく見ています。昨夜、娘の漢字ノートの隅にこんなメッセージを発見しました。

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「そういえば、明日は先生の誕生日だよ」って言っていたな、と思いました。少しずつ、自分で考えて行動する、が回り始めているように思います。

 

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。私自身が「娘が自分でできることは娘に任せる」と決めて行動している話はまた明日書きます。

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