昨日から、中学生になる娘の塾選びについて書いています。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
「我が家の塾選び」というタイトルにしましたが、昨日書いたように、もともとは「中学になってからの放課後を過ごす場所」を探し始めたので、はじめから「塾」と決めていたわけではありません。
さまざまな選択肢の中からなぜ「塾」を選んだかの話をする前に、今日は、私自身の「塾に対するイメージ」について書いていきたいと思います。
実は、私は2年ほど前(はてなブログを始める前)までは、塾に対してかなり否定的な考えを持っていました。
私は仕事柄、大学生に接する機会が多くあります。旧帝大などみなさんとても賢い人たちです。それでも私が接する学生さんの一部は、親や塾に与えられた学習しかやってこなかったのであろう人たちで、中には「まず何をやればいいですか」「次はどうすればいいですか」と毎回聞いてしまう方もいらっしゃいます。「まぁ学生さんなんてそんなものかな」と思う一方で「自分からは何も踏み出そうとしない子どもに育ってしまっているのは、これまで何から何まで与えてしまった親や塾のせいだろう。もっと違う育て方があるのでは…」とも考えてしまっていました。
そんな経験から、2年前までは私の塾に対するイメージは
- 塾は目先の成績を上げることしか考えていない
- とにかく短期で成績を上げることだけに一生懸命になり、整ったプリントや記憶すべき重要用語のプリントなどを与えて、子どもを腑抜けにしてしまう場所
でした。
そして、「自分の子どもは塾には入れずに、家庭学習で過ごしてもらおう。その方が、将来のことを考えた時にはいいはずだ」と考えていました。
そして、「自分で学べる子どもを増やしたい」と考えてはてなブログを始めました。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
しかし、はてなブログをはじめて、いろんな塾長さんのブログを読み始める中で、「教えない塾」というのが世の中にあることを知りました。そして、塾を経営していらっしゃる方の中には、長期的な子どもの成長を本気で願い、本気で子どもの育ちを考えている方もいらっしゃることも知りました。
そういういろんな塾長さんの言葉を目にする中で、だんだんと、 「いい塾に巡り合えるなら、我が子を塾に行かせるのも悪くないかもしれない」と考えるようになりました。
私にとっての「いい塾」とは、
- 切磋琢磨できる仲間がいること
- 目先の成績向上よりも、長い目で見て本人が育つように、自分自身で試行錯誤しながら勉強できる環境が整っていること
- アルバイトの学生ではなく、プロの塾講師さんが責任を持って子どもの様子を見てくださること
です。
二つ目は家庭でも代わりはできます。三つ目は自分で勉強できる子であれば必須では無いことかもしれません。でも、一つ目だけは、家庭学習ではなかなか叶わないことだと考えるようになりました。
私自身は自分で学べる子を増やしたいという想いでブログをはじめました。でも逆に、ブログのおかげで、”自分で学べる子どもを増やしたいと本気で考えてくれている塾の先生が世の中にはいらっしゃる”ということを私自身が知ることができました。そのおかげで、今は娘は「勉強する場」としての塾を手に入れています。娘が中学生になる前にブログをはじめていてよかったと心から思っています。ブロガーの塾の先生方に心から感謝申し上げます。
今日も読んでいただきありがとうございます。今日は塾選びの話に入る前に終わってしまいました。明日以降もこの話題を続けていきます。