我が家の休校対策③:国語の授業は自作しています

 

昨日書いたように、学校からは、いくつかプリントを配られました。算数・理科・社会については、スタディサプリでプリントに該当する単元を見てからプリントを解くように計画を立てました。 

 

ただ、国語は教科書に完全に準拠した内容はありません。例えば「あの坂をのぼれば」の学習については、学校のプリントでは、

  • 読んだ感想を書く
  • 登場人物の心情の変化を図にする
  • 「あの坂をのぼれば」を要約してあらすじとしてまとめる

と3枚のプリントに分かれて学習を進めるようになっています。

 

「登場人物の心情の変化を図にする」プリントはこんな感じです。

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学校からは答えも配られています。「教科書を読みながら自分なりに考えて、答えを見て丸つけをしましょう」というのが学校からの指示です。

 

ただこのプリント、あきらかに、本来は、授業で先生に導いてもらいながら取り組むように構成された内容(指導要綱を改変したもの)です。これを完全にフォローなしで実施するのは子どもにとって酷だと感じました。「大事なところは何か」「自分は何が分からないか」を理解できないままに終わってしまう可能性があると考えました。

 

ただ、私がつきっきりで子どもを見る余裕もありません。うちのこどもはひとりではないし、夫も不在の状況なので、私が帰宅後に教えるのにも限界があります。普段も上の子が分からないと聞きにきて教えていると、それまでは別の遊びをしていたはずの下の子が寄ってきて「姉ちゃんばっかりずるい、僕も母さんと遊びたい」とぐずることがたびたびあります。なだめてなんとかやりますが、とても落ち着いて勉強できる状況ではありません。そこで、私の空き時間(夜中や早朝)に動画授業を作り、時間割の国語の時間に動画授業を見てもらう方法をとることにしました。

 

動画授業の作り方

 

動画作成のツールをいろいろと検索しましたが、結局、パワーポイントのプレゼンテーションの録画機能が一番いいという結論になりました。

 

プレゼンテーションの録画機能の使い方はこちらです。

 

1. 「スライドショー→先頭から記録」を選択します

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2. 録音画面になります

左上の「録画」という赤いボタンを押すと「3、2、1」とカウントダウン後に録画が始まります。録画中は、色ペンでマークしながら説明することもできます。マウスは映らないので注意してください。どこかを指したいときは、マウスではなく、マーカーで色を付ける必要があります。それから、我が家ではマイクオン、ビデオオフにしています(右下のマイクとビデオマークのクリックで切り替え可能)が、ビデオオンにすると、右下に自分の顔動画を入れることができます。

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3. 録画が終わったらビデオにエクスポートします

サイズは適当に選択してください。我が家は画像は悪くなりますが「標準(最小サイズ)」を選択しています。子どもの携帯に送付するし画像が多少あらくても十分見えるので最小にしていますが、PCで直接再生するなら高画質でいいと思います。f:id:selfmanagementforkids:20200412192958p:plain

 

4. 動画ファイル(mp4)のできあがりです

 

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この方法で、例えば「あの坂をのぼれば」の場合は、

①まず1度音読してみましょう。音読が終わったら動画再開してください。

②一緒に言葉の意味の確認をしましょう。

③二度目の音読をしてみましょう。主人公の気持ちを考えながら読みましょう。

④プリントに取り組みましょう

といった感じで、模擬授業を収録します。

 

②の「言葉の意味」で作った資料はこちらです。赤線は、動画撮影をしながら説明の中で引いたものです。

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おそらく授業があれば解説がある語だと思いますが、プリントでは特に補足はありませんでした。学習の時に分からない単語があれば国語辞典を使うようにお子さんにはぜひお声がけください。 

 

話がそれますが、「あの坂をのぼれば海が見える」は私が子どもの頃にの教科書にも載っていました。かなり強烈に覚えているお話のひとつです。今回、子どもへの指導方法を考えるためには、教科書もプリントもある程度の読み込みが必要でした。プリントを見て、先生の授業の進め方を想像する必要があるからです。こういう形で「あの坂をのぼれば」に再会するとは思ってもいませんでしたが、とても懐かしく嬉しく思いました。

 

 

連日紹介しているチャイムがなる時計が本当におすすめなので、ぜひ購入してみてください。昨日、学校の時間割でのチャイム以外に、寝る時間に音楽が流れるように設定しました。

機能や大きさなどはこちらのブログに書いています。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

各家庭なりのフォローがあると思います。みんなで工夫して乗り切っていきましょう。