昨日、ひめぐまさんが理系の大学院進学率の高さについて書いていらっしゃいました。
私は企業研究所に務めながら、学会の理事も務めています。
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私自身が理系の大学生の様子を見てきた感想では、全国の優秀な子達が行く大学(日本のトップ20~30校ぐらいまで)に限定した話ではありますが、理系は学部4年+大学院2年がスタンダートになっていると思います。一方で、地方の私立大学だと大学卒業が一般的で、研究室には学生さんがあまり残ってくれないという話も聞きます。
大学院から別の大学にうつる学生さんも珍しくありません。そもそも大学院大学なんていう大学院からしかない学校もあるぐらいですから、大学入学の延長に大学院も考えつつ、大学院は大学院で別のところにうつることを考えておいてもいいと思います。
もちろん、高校生のうちは大学入試に集中して、大学に入学してから情報収集してもまったく遅くありません。以前も少し紹介した大学院大学は、東大、京大、阪大などの一流大学と、地方のはじめて聞くような大学の子が入り混じり、そこから誰が飛び抜けて行くのかわからない世界なのでとても面白いです。
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以前、将来の職業について子どもと話したことを書きました。
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ゴールデンウイーク中にネットサーフィンをしていて、職業図鑑の姉妹本でこんな本が出ていることを知りました。(我が家の大学受験はずっと先なのでまだ購入はしていません。子どもがこの本を必要とするころにはまた新しい情報も載りそうですしね)
四谷学院からも同様の本が出ています。
東進からは「大学選びをはじめからていねいに」なんていう本も出ていました。
本来なら開かれるはずの大学のオープンキャンパスが開けないため、大学の中には代わりにネットでのガイダンスを開いている大学もあるという話を聞きました。各大学や研究室がホームページも持っているので、そこからある程度の情報は手に入れられると思います。
以前も書きましたが、進学する大学を決めるときには「大学を選ぶ」前に、まずは「学部を選ぶ」ことが大切です。学部の先には、自分が生きていく社会があるからです。偏差値ではなく、なりたい職業を決めて学部と学科を選ぶようにしてください。なりたい職業といってもなかなかすぐには思いつかないと思うので、なんとなくのイメージや少し広い範囲で思い描くのでもいいので、自分の中で少しずつ決めていくことが大切だと思います。
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そもそもどうやって学科や学部を選べばいいのか分からない・・・という学生さんには、上に引用したような本がお薦めだとおもいます。実際に働いてみて初めてわかることもあると思うのでなかなか難しいですが、少しずつでも情報を集めていけるといいですね。
「将来なりたいものなんて全然イメージできない・・・」という学生さんも、情報を集める中で、自分のなりたい職業や、自分の目指す将来の姿が少し具現化されていくかもしれません。
コロナ時代の受験生、本当に大変だと思います。生き生きワクワクした学生さんたちが業界に入ってきてくれることをどの分野の大人たちも楽しみにしているので、学生さんたちもワクワクしながら飛び込んできてください。応援しています。
アフターコロナのこれから数年の就職戦線がどうなるのか、学生さんたちにもご両親にも不安があるかもしれません。でも、自分をしっかり持っている子には道が開けると思うので、しっかりと自分を持って社会に出てきてほしいと思います。
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みんなでいい世の中にしていきましょう。
今日も読んでいただきありがとうございます。年齢が近かったり生活スタイルの似ている方のブログはとても参考になります。