リモート理事会に子連れで参加した話:懇親会編

今日、関東地方と北海道の緊急事態宣言も解除されそうですね。緊急事態宣言が解除されたといっても以前の日常が戻るわけではないですが、生活の節々でもう限界・・・という状態が続いているので、一日でも早く全国の緊急事態宣言が解除されるといいと思います。

 

一昨日と昨日、リモート理事会に子連れで参加した話を書いてきました。今日が最終回です。

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もともと2時間で設定された会議でしたが、議事一覧を見た時に3時間はかかりそうという予想をしていました。

 

下の子はおなかをすかせると思ったので、好きな時にパンを食べてほしいとお願いして会議に臨んでいました。上の子は「20時に終わるなら晩御飯も待てる、お母さんも食べずに会議なら一緒に食べよう」といって食事をとらずにリビングで待っていました。

 

でも、私の担当する議題が終わった時点で、すでに時間は19時半。このままでは20時になっても会議は終わらないと感じました。娘には20時ごろに会議が終わると伝えてあります。おなかをすかせて待っているであろう娘に伝えなければ、と考えました。

 

見渡すと、仕事机の奥に買ったばかりの本があり、注文/売上カードが挟んであるのを見つけました。ビデオをオフにして、上の子に手紙を書きました。

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そして、ビデオオフ&ミュートのまま下の子を呼んで「これ、ねえちゃんに渡してきて」とお願いしました。下の子にも何が書いてあるかがある程度分かるように、ほとんどの単語をひらがなで書きました。下の子はこれを握って、そーっと部屋を出て行きました。 

 

もともと、20時に会議が終わったらとりあえずすぐに食べられるものを出した上で晩御飯を作るつもりで、息子をお迎えに行く前に、スーパーでお刺身を買っていました。また、ちょうど冷凍餃子が切れていたので、もしもの時の為にと購入していました。娘は普段からよく料理をします。この手紙を見て、餃子でないものを食べたければ、娘なら好きなものを自分で作って食べてくれると考えました。

 

息子はすぐに戻ってきて、両手で大きく頭の上に「丸」を作ってくれました。そして、自分はもうひとつパンを食べ始めました。

 

結局、理事会は1時間30分超過して、20時30分すぎに終わりました。

 

途中で2回ほど「ずいぶん超過しているので、次がある方は抜けていただいても大丈夫です。」と司会の先生が声をかけていらっしゃいましたが、どなたも退席することなく最後まで進行しました。

 

「お疲れさまでした。では、懇親会に入りますが、ずいぶん遅くなっているのでここで終わる方は抜けていただいて大丈夫です。」と司会の先生が声をかけてくださいました。何人かは「ではここで失礼します」と抜けられて、半分ぐらいの方が残りました。

 

食事を食べたりしながらの懇親会に流れることが事前に分かっていたので、残った方の一部は「食事持ってきます」と言って席を離れられました。食事まで持ってこられない方も、飲み物を飲んだりと、少し空気が解けた感じがしました。

 

そこで、私も立ち上がって一度画面の前から離れました。そして、画面に映らないところにいて動画を見ていた息子を抱いて、画面の前に戻りました。

 

膝に息子を座らせた私を見て、 先生たちは、一気に笑顔になって「おおー!」と、みなさん手を振ってくださいました。そろって両手で手を振ってくださったので、息子は照れていました。ひとりの先生から「いつからいたの!?」と聞かれたので「ずっとそばにいました」と答えました。「えー、全然分からなかったよ」とニコニコ話してくださいました。多くの先生は、私が大学生の時から私のことを知ってくれています。「長かったよね。難しい話で大変だったよね。お疲れ様。」と、口々に息子をねぎらってくれました。

 

そこから15分ほど、大学のリモート授業の実情などを聞きながら(リモート授業の話は面白かったので明日書きますね)、談笑させていただいてから、退席しました。

 

リビングに降りると、いつもの日常です。パパッとパスタを作って3人で食べました。(娘はお刺身も餃子を食べていましたが、もう少し食べたいというので一緒にパスタも食べました。本当に育ちざかりです。)

 

息子を登場させるという行動は、私自身が一番想定外で、自分自身に驚きました。でも、会議が無事に終わって、みなさんが食事を持ってきてくつろいでいる様子を見ていると、そういう気分になりました。残った先生たちが昔からよく知っている先生たちだったというのも大きかったと思います。「子連れ感を出したくない」と強く思って会議に臨みましたが、懇親会の時間になって最後に息子を出してよかったと、今でも思っています。

 

それからもうひとつ、事前にリモート懇親会にがあるという設定になっていて良かったと心から思いました。通常の会議で19時で終わるだろうと思っていたら、事前準備もまた変わっていたと思います。会議が終わっても20時までは懇親会にも出る覚悟をしていたおかげで、本会議の延長に対処できました。

 

子育てしながらの仕事は決して簡単ではありません。私自身、仕事をやめたほうがいいのではないかと悩んだ時期もありました。

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でも、今は、卒業しても自分の好きな道を歩む学生さんを増やしていきたいという想いもあって、子育てしながら工夫しながら働く姿を学生さんたちに伝える活動もしています。先生たちには、時折で私の子育ての話をすることがあり、その流れで特別講義などに呼んでいただくこともあります。

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子育てと仕事の両立。子どもたちはもちろん、周りのサポートがあって初めて働いていけます。日常の業務では上司次第のところも大きいと思います。家族のサポートももちろん必要ですね。なにかひとつが欠けると、途端に継続が困難になっていきます。

 

みなさんご承知の通り、日本は圧倒的に労働人口が足りていません。外国人の労働力を期待した時期もありましたが、今回のコロナの問題や少し前から出ている賃金や待遇の問題などでそれがどうなるかもよく分からない状態になってきました。男性とか女性とか関係なく、ひとりひとりが労働することに意識を向けていかなければならないと思います。

 

他の方のブログを読むと、私も頑張らなきゃと思わされます。

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