子どもに対するCOVITの影響について

全国の緊急事態宣言が解除され、学校が始まるところも出てきましたね。全国的にも、来週には学校が再開されるところも多いと思います。

 

私たちが住んでいる地域は、5月14日に39県に対して緊急事態宣言が解除されたときに緊急事態宣言が解除されました。ところが「休校期間を何度も変更すると現場も混乱するので、学校再開は予定通り6月1日からです。変更はありません」という自治体からの発表があり、5月末までの休校期間が継続されてきました。

 

長い間、出校日設定されなかった(これまで2回出校日がありましたがどちらも親がプリントをとりにいくだけで子どもは出校しませんでした)のですが、ついに今日(5月28日金曜日)、唯一の出校日として設定されました。

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写真は28日に息子と見上げた空です

 

 

昨晩は、娘はとても嬉しそうに久しぶりの学校の準備をしていました。 

 

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3カ月間の休校生活。それはそれは長い休校期間でした。

 

これから第2波、第3波も来る可能性があると指摘されています。

 

次の流行が来たときには、ぜひ子どもたちに正しい対処をしてほしいと、心から願って、今日このブログを書いています。

 

 

 

2020年5月20日。日本小児科学会は、「教育・保育・療育・医療福祉施設等の閉鎖は感染防止効果が乏しい一方で、子どもに対する心身に対するデメリットが大きい」と発表しました。

news.yahoo.co.jp

 

原文はこちらにあります

http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20200520corona_igakutekikenchi.pdf

 

このように現時点(2020 年 5 月 7 日)までの知見からは、インフルエンザの場合とは異なり、COVID-19 が学校や集団保育の現場でクラスターを起こして拡がっていく可能性は低いと推定される。

 

教育・保育・療育・医療福祉施設等の閉鎖が子どもの心身を脅かしており、小児に関しては COVID-19 関連健康被害の方が問題

 

「 COVID-19 関連健康被害」はさまざまだと思いますが、資料を拝読する限りだと、COVITによって引き起こされる心の状態のことを主に指していらっしゃるのだと思います。

 

地域によって学校再開後の運営の方針はさまざまのようですが、来週からの学校生活が始まるところでも分散登校で半日のみや各日の学校生活から始まり、元の学校生活に戻すのに数日とか数週間かけるところも多いようです。また、文部科学省は危険度を3段階に分け、2段階3段階となったときには分散登校にして学校の蜜を避けるようにというガイドラインを発表しています。

www.nikkei.com

 

 

小児科学会が「COVITよりも休校が心身に与える影響の方が問題だ」「学校などの集団生活でクラスターが発生することは稀だ」という趣旨の提言を出してくれているというのに、いったいこの違和感はなんだろうかと首を傾げてしまいます。

 

「子どもに対してはCOVIT本体よりも、教育・保育・療育・医療福祉施設等の閉鎖が心身を脅かしていることの方が問題である」という小児科学会の発表対する勉強不足だと思えてなりません。。。

 

 

 

感染対策をすることが悪いことだとはいいません。

 

ただ、オンライン授業もない中で分散登校をして、学校に行って友達と過ごす時間が半分程度になる子どもたちの心の状態のことを、きちんと分かっての判断なのだろうかと首をかしげてしまいます。

 

 

私たちの住む地域では、5月14日に緊急事態宣言は解除され、私は出勤をはじめ、息子も保育園に行き、私と息子の日常は動き出しました。ところが、小学生の娘の生活だけが立ち止まったままでした。

 

5月後半、娘は家でイライラすることが増えていきました。小さなことで怒ったり、朝はきちんと7時までには起きているのになかなか夜眠れない日も続きました。緊急事態宣言が解除されればきっと学校は再開されると信じてきたので、それを裏切られたことに対する憤り、周りの家族の生活は動き始めてしまったことに対する嫉妬感、一日でも早く学校に行って友達に会いたいという想い、そんないろんな気持ちが入り混じってのことだっただろうと思います。このままではいけないと強く感じました。

 

学童は3蜜の代表のような場所なので、3月からずっと登所を自粛してきました。入学したての1年生など、本当に学童を必要としている人に学童の場は譲らなければと考えたからです。そして当時は小児科学会の見解なども特に発表がなかったので、とにかく感染リスクを抑えることを第一に考えての判断でした。

 

でももう我が家も限界でした。

 

指導員さんに相談し、5月18日の週は3日間、25日からは毎日学童に通いたいと希望を伝えたところ、「もちろんいいですよ!みんな待っています!」と、こころよく出迎えてくれました。

 

学童に行き始めてからは、明らかに表情が柔らかくなり、ゆったりと過ごせるようになりました。

 

学童での学習時間は1日1時間。小学1年生から6年生までが同じ時間しか勉強しません。自宅で過ごした休校期間は45分×4時間もしくは5時間は学習してきたので、自宅で過ごすのに比べると各段に短い学習時間です。

 

それでも、1時間でこんなに勉強できたの?とびっくりするほどたくさんの量を勉強して帰ってきます。かなり集中してやっているのだと思いました。とはいえ所詮1時間なのでたくさん勉強するご家庭に比べると各段に量は少ないは思いますが、我が家はそれでいいと思っています。心の安定が何よりも子どもの成長には大切なことだと考えるからです。学童で子どもたちの中で学べることもプライスレスです。

 

 

来週以降、学校が再開しても通常通りとはいきません。なぜそんな風にしか始められないのか。子どもに対するCOVITの影響、子どもにとってのCOVITの本当の怖さを調べて勉強しましたか?と聞きたいです。

 

第二波、第三波が来る前に、今一度、子どもたちへの対処の見直しをしてほしいと、こころから思います。

 

感染対策をするのはいいことだと思います。

 

でも、感染対策をしたうえで、具合が悪ければ休むといった一定のルールを守りながら(これまでだって風邪をひいたら休んできましたから)、元気な子たちはきちんと学校生活を送ればいいのではないだろうかと思ってしまいます。

 

オンラインの導入もいいと思います。子どもたちはオンラインにも柔軟に対応します。オンライン授業でもしっかりとコミュニケーションをとることができれば、社会から孤立してしまっている子どもたちの心の状態は今の何倍もよくなると思います。

 

 

いつものことながら熱く語ってしまいました。

いつもお付き合いいただきありがとうございます。 

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