先日、注文していた息子のランドセルが届きました(*‘∀‘)
このランドセルはステイホームが呼びかけられた今年の夏に、私の地元の九州のかばん屋さんで注文したものです。お盆休みとずらして私と息子の二人で移動して、私の両親に買ってもらいました。
selfmanagementforkids.hatenablog.com
ランドセルも届いて、息子もいよいよ小学生だなぁという感じになってきました(しかしあらためて我が家の子育てはまだまだ先が長いですね…)。
今日から数日は、我が家の学童選びや、小学校6年間の生活を通じて感じた「共働き家庭にとっての小学校生活」について書きたいと思います。
はじめに断っておきますが、今日から書く内容は、何かを勧めたり、何かを助言するような内容ではありません。
自分自身の上の子が小学校に入るときには不安だらけでした。まだ見ぬ小学校生活に働きながらの生活を送っていけるのだろうかと心配ばかりしていました。娘の学童選びや日々の生活など、小学校を経験している方にいろんなことを聞いて回りました。その中で、自分に取り入れたいと想うところは取り入れて、自分たちには合わないと想うところは取り入れずにやってきました。ネットを通じてもいろんな方の情報を手に入れられたことは自分にとってとてもありがたいことでした。ですから、私自身もここに、ブログに書ける範囲で我が家での経験を残しておきたいという想いで、今日から数日に分けて我が家の体験を書きたいと思います。共働き世帯の一事例として読んでいただけるといいと思います。
我が家の置かれた状況の整理
時々ブログに書いているのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、現在娘は小学6年生、息子は年長です。
娘が小学1年生の4月時点での我が家の状況をあらためて整理しておきます。
- 実家は遠方で、夫も私もフルタイムで勤務しています。お互いに残業や出張もある仕事です。
- 小学1年生の12月から夫は単身赴任になりましたが、小学1年生4月時点では単身赴任になることもまだわかっていませんでした。夫婦で協力して家事をできる体制にありました。
- 娘が年長の途中で息子が生まれたので、娘の小学1年生の4月は私は育児休暇中でした。これはとてもラッキーなことだったと思います。
学童の選びの時期と調査方法
年中~年長の春はまだ妊娠中で体調的に学童を選べる状況にはありませんでした。年長の夏頃には産後の体調も良くなってきて、学童の調査を始めました。まずは、保育園のママ仲間で、既にお子さんが小学校高学年や中学生以上になっている方に学校の様子や学童の様子を聞きました。どのぐらいの方に様子を聞いたかなと思って今数えてみましたが、少なくとも8家庭からは話を聞いたと思います。
「学童の調査」と書くと、はじめから学童に入れることが決まっていたような書き方ですが、私たちにはいろいろな選択肢がありました。
- 父母が運営するいわゆる地域の学童に入れる(自治体から助成金が出ていますが、指導員さんの給与の支払いなども含めて父母が運営する学童です。19時まで保育していただけます。小学2年生からはお迎えなしで学童から自宅にひとりで帰ることもできます)
- 民間が運営する学童に入れる(周辺にはいくつも民間が運営する学童があります。英語で保育する、習いごとの送迎をしてもらえるなど、いろいろなサービスが整っています。)
- 自治体が運営する小学校併設の保育施設に入れる(共働き世帯だけでなく、専業主婦の方でも利用できる保育施設です。18時までと学童に比べると保育時間は短いですが、夏休みや冬休みなどの長期休暇も利用可能です。)
- 塾や公文のような習い事を学童代わりに使う
- 私が非常勤に転職した上で、娘を鍵っ子にして(もしくはベビーシッターも利用して)、私が17時ごろに帰宅する
私が話を聞いた保育園の先輩ママや先輩パパが口をそろえて言ったのは「学童の利用目的、学童に求めるものをどこに置くかによって、学童の選び方が違う」ということでした。
話を聞いた方の中には父母が運営する地域の学童に入れている方もいらっしゃれば、低学年のうちは民間の学童に入れて3年生からは塾を学童代わりに使っている方(この方は、三年生は週に4回、四年生からは週に5回、息子さんを塾に通わせていて、このあたりだと最難関の私立中学に進学しています)など、さまざまでした。かなりお金はかかりますが、地域の学童と民間の学童と英語塾を併用している方もいらっしゃいました(この家庭の一番上の子は、全国的に難関の中学校に進学されました。今はもう高校生で今も新幹線で学校に通っていらっしゃいます)。
我が家にとっての学童の利用目的、学童に求めるもの
学童に何を求めるかは各家庭によってさまざまだと思います。
例えば、
- 自分の帰宅時間まで保育してほしい
- 仕事の間に代わりに習い事に連れて行ってほしい
- 塾のような機能があるところで学力を伸ばしたい
- ピアノや工作など、学力以外のスキルを学童の時間に身につけてほしい
などなど。他にもいろんな理由もあるかもしれません。ちなみに、我が家には上記のどれもあてはまりません。
もちろん「帰宅時間まで保育してほしい」というのはある程度はあてはまりますが、単に保育して欲しいというよりは、
- 仲間の中でしか身につけられない心の部分を育てたい
というのがもともとの一番大きな理由でした。
いろいろな先輩ママや先輩パパに話を聞くうちに、もうひとつ学童に求めるものも出てきました。あるママからは「小学校の六年間で、友達とトラブルになったり、学校に行けなくなったり、本当にいろんなことがある。学童はほぼ親のための相談窓口って感じだね」と教えていただき(今はもう立派に大学生になっている女の子のご家庭です)、別の家庭のパパからは「うちの子は、学校に行けなくなって学童にだけ通っていた時期があったんだ。小学校っていろんなことがあるから、家族のように子どもを支えてくれる居場所を作っておけるといいよ。」という話を教えていただきました(こちらは男の子のご家庭です。近況が聞けていませんが、もう大学生になる頃だと思います)。
まだ見ぬ小学校生活。娘にいつ何が起こるかもわかりません。いろんな話を聞くうちに、確かに家族のように子どもを支えてくれる居場所が必要かもしれない、と考えるようになりました。
そこで、
- 仲間の中でしか身につけられない心の部分を育てたい
という元々持っていた希望に加えて、
- 娘の居場所になる場所
を見つけようと決めて、学童見学をスタートしました。
このふたつはあくまでも我が家が学童に求めるものですので、ご家庭によって事情や方針は様々だと思います。でも、私自身は見学する前に学童を利用する目的をきちんと明確にしてから見学してよかったと思っています。
今日も読んでいただきありがとうございます。明日も小学校6年間の生活を通じて感じた「共働き家庭にとっての小学校生活」について書きたいと思います。