ここ数日は、娘の話を書いています。
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今日は娘の塾の定期テスト対策講座のことを書く予定でしたが、予定を変更して内申点の話題について書きたいと思います。
というのも、昨日のつむじさん(id:aka-net)のこちらのブログが、中学生の保護者生活の初心者(←私)にとっては衝撃的( ゚Д゚)、かつ、とても分かりやすかったためです。
ぜひ原文で全文を読んでいただきたいですが、簡単に要約すると、
この話はなんとなく知っていました。
ただ、その先を私はきちんと理解できていませんでした。
- そのことによって、クラスで何割の子が評点(1〜5の五段階評価)をもらうかが変わった。クラス全体の内申点の中央値が上がり、平均にすると3と4の間あたりが平均となっている。
- その結果、評点を偏差値に換算すると、下記のような分布だと考えられる。
《相対評価時代》
5→70~
4→60~
3→50~
2→40~
1→40未満
《絶対評価時代》
5→65~
4→55~
3→45~
2→40~
1→40未満
つむじさんのブログを読む前に、
評点3がつくのは、テストの点数で言うと「45点~75点」で、「3と一口に言っても幅が広い」
というのは、以前どなたかのブログだったかブックマークでいただいたコメントだったかで読んで知っていました(どこに書いてあったのか失念してしまいすみません)。
以前、ネエサンのブログにも、甥っ子くんの話として「評点3といっても偏差値50の高校に受かるのは簡単ではない」という話もありました。
なんとなく分かったような気分になっていたのですが、 つむじさんのブログを読んで
なるほど、絶対評価で全体の数字が上がったのか( ゚Д゚)
と、初めて分かりました。
娘とは「とりあえず"真ん中"ってことで、内申点27点取れるといいね~」とか「でもそこそこの学校は内申点36点とかないと結構厳しいらしいよ~」などとのんきに話していました。
昨日、さっそくつむじさんのブログの内容を娘に話したら「やばー。それは真剣に内申点36狙っていかないとやばい感じだね」などと言っていました。そんなに甘いものではないと思いますが、頑張ってと言っておきました。
娘にも伝えられてよかったです。
つむじさん、ネエサン、ありがとうございます。
―――――――――
さて、みなさんご承知だと思いますが、あらためて内申点について書きます。
「内申点」とは通知表の点数のことです。主要5科目だけでなく9教科の成績で評価されるもので、各教科の評点5×9教科=45点が内申点の最高点です。
地域によって違うようですが、特に公立高校の場合には入学試験の合否判定に内申点を用いる地域が多くあります。
進研ゼミのこちらのサイトにいろいろな情報がまとまっていますので、ご自身がお住いの地域の情報は下記で調べてみてください。
私たちの住む地域では、中学3年生の内申点だけが公立高校の合否に利用されます。もう少し正確にいうと「係数を掛けた上で、当日の試験の点数に足す」という形で利用され、係数(内申点をどの程度重視するか)は学校によって微妙に違うようです。計算式は公開されているため、ブラックボックスではありません。また、私たちの住む地域の私立高校の入試では、内申点は足切りには利用されますが、ほとんど利用されていないのに近い状況(相当内申点が悪い子だけは切られるけど、基本的には切られる子も少なく、当日の入試だけで勝負しているのと同じ)のようです。
地域によって内申点の受験への反映のされ方は大きく変わります。中学1年生の内申点から利用されるところや、私立の合否にも内申点が使われるところなどもあるようなので、ご自身のお住まいの地域の内申事情はよく調べられておかれると良いと思います。
我が家の場合は、中3からが受験に関係のある内申点なので、それまでは助走期間です。
また、部活や委員会での活躍がどのように評価されるかも地域差がありそうです。
私たちの住む地域では、上でも書いた通り「内申点に係数を掛けたもの+当日の点数」で合否が決まります。ただ、どうしても合否判定のギリギリのラインには多くの子どもたちが並んでしまうので、合否の境界に立ってしまった場合に「Aさん、Bくん、Cさん、Dくん、Eさん、Fくんのうち、どの子を入学させるか問題」が発生します。その場合に、部活や委員会や英検などの資格が見られるようです。(私立の中には英検などの資格が加点対象のとなるところもあるようです。ここでの話はあくまで私たちが住む地域の公立高校入試の話です)
昨日のブログには「部活に入っているかどうかが内申点に関わるものか」という感じで書きましたが、あくまでも完全に同じ点数で並んでしまった時に、何も部活に入っていないよりは入っていた方がいいし、平部員よりは何か役職があったほうがいいかもね、ぐらいの話だと理解しています。
内申に関する部活の話と言えば、昨日のブログに、ママンさんからこんなコメントをいただきました。
娘の様子(中1の春)-④部活のこと - 研究職ママの子育ち日記~子どもの学び方を考える~
部活はいろいろありすぎて一言では語れませんが、まずは娘さんが楽しそうで良かったですね☺️うちの子達の中学では、外部の習い事も週何回以上の練習があるなどの基準を満たせば学校の部活と同じ扱いになりました
2021/05/11 13:03
外部の習い事も週何回以上の練習があるなどの基準を満たせば学校の部活と同じ扱いとのこと。
なんとも健全で素晴らしい∑(゚Д゚)と感動しました。
内申制度自体を廃止している地域もあります。仮に、内申制度があるせいで子どもたちがのびのびと学校生活を送れないのであれば、「教育」制度として崩壊しているようにも思ってしまいます。一方で、「一発勝負の入試ではなく、日常の頑張りを組み込もう」という気持ち自体は共感できますので、どちらがいいかはよくわかりません。
結論はないですが、
- 内申制度は地域によってさまざまなので、まずは自分の住む地域の制度を調べると良い
- 私たちが子どもの頃とは内申点の点数の意味が違うようなので、そのことは大人も子どももわかっておいた方がよさそう
という話でした。
ブログのおかげでさまざまな情報が入手できる上、コメントや助言をいただけてとても助かっています。みなさんいつもありがとうございます。
今日も読んでいただきありがとうございます。明日は娘の塾の定期テスト対策講座のことを書きます。