中学三年生の夏休み後半の過ごし方

 7月のはじめに、中学3年生の夏休みの過ごし方について書きました。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

↑のブログに、

しっかりと穴が埋めた後(できれば8月10日前後から)は、高校入試の過去問を解いていきましょう。ただ、ご自身の地域の過去問の最近のものを解くのはもう少し後のほうがいいと思います。一度解いてしまうと、初見ではなくなってしまって、自分自身の実力が測れなくなるためです。

 

夏のこの時期は、全国のその他の地域の過去問を解いていくのがいいと思います。特にオススメなのは「自分の穴を埋める」のに過去問を利用する方法です。

 

「分野別過去問」というのが売っていて、分野ごとに穴を埋めながら問題を解くことができる教材があります。これまでにもある程度の点数を取ってきた子なら、こちらの問題集で実際の過去に出た問題を解きながら+必要なら教科書や参考書にも返りつつ、穴を埋めていくのが効率的だと思います。

 

 と書きました。

 

「分野別過去問」でしっかりと穴埋めし始められていますか?

 

特に数学は、分野別過去問での穴埋めが有効だと思います。数学は分野が広いため、問題集が2冊に分かれていますのでご注意ください。 

 

「穴を探す教材」に取り組んで、穴を見つけた後は、しっかりとその穴を埋めることが大切だと思います。ゲームでもなんでも作戦や攻略法があります。しっかりと自分なりの作戦を立てていきましょう。

 

それから、お盆以降のこの時期からやっておきたいのは、何と言っても二学期以降の先取りです。塾に行っている子であれば先取りが進んでいると思うので問題ないと思いますが、自宅学習の子は8月後半は「これまでの習ってきた分野の穴埋め」だけでなく、ぜひ先取りを進めてください。特に、英語と数学の先取りをするといいと思います。

 

理由は簡単。

 

  • 英語と数学は積み上げの教科で伸びるのに時間がかかるため。理科と社会はなんとかなります。
  • 高校入試では、特に数学のような積み上げの教科に関しては、中学3年生の範囲から出題される問題がほとんどだから。二次関数や相似など、中学校では2月頃に習う分野も3月の公立入試に出てくるため、学校進度と同じように勉強していては、なかなか受験勉強が進まないのが現実です。

 

新学期まであと20日ほどある子が多いのではないかと思うので、ぜひその時間の一部を2学期以降の先取りに使ってください。

使う問題集は、学校のワークなどで良いと思います。公立高校を目指す子は、内申点も取りに行かないといけないので、しっかり学校のワークに取り組むことが、二学期以降の内申点にもつながってくると思います。

 

夏休みが終わった後は、

  • 定期テストの前3週間は、定期テストに集中して、定期テストの点数を取りに行く勉強をする
  • それ以外の期間は、いわゆる「受験勉強」に注力する(もちろん、日々の学校進度にあわせた勉強は欠かさないでくださいね)

ことになると思います。

 

 

お住いの地域の公立高校の過去問(特に1~3年前のもの)は大切にとっておいて、適切な時期に解くのが良いと思います。「全国高校入試問題正解」に、全国の高校入試の過去問がおさめられています。この問題集は通称「電話帳」と呼ばれています。どこかの地域で過去に出された問題は、自分たちの地域でも出される可能性があるため、受験勉強には良く使われる教材です。

 

 

ただ、去年に関しては、新型コロナウイルスの影響で全国的に少し問題の出題傾向が違ったのですよね。ご存知の通り、去年は一部の自治体で試験範囲が限られていたり、基礎問題が中心に出題されたりしたため、少し傾向が違う可能性があります。ですから、昨年の過去問は、”過去問”としてはやや使いづらい状況なのかなと思います。もしかしたら2年前の過去問の方が良いのかもしれませんが、詳しくは私は分からないので、塾の先生や学校の先生に聞いてみてください。

書店にはもうあまり置いていないのではないかと思いますが、ネットでは一昨年の「電話帳」もまだ購入できるようでした。※こちらは一昨年の過去問です。あえて一昨年のものを購入したい場合は↓からご購入ください。

 

 

また、新課程になっているので、例えば英語の「仮定法」などに関しては、過去のどの過去問にも出題されていません。その点は、気に留めた上で、過去問に取り組まれると良いと思います。

 

 

 

 

 

さて、ここからは本当に私の個人的な意見です。

 

こんなこと、中学生に言ったら怒られるかもしれませんが。

 

試験に合格することよりも、試験に向けて努力をすることの方がずっと大切だと、私自身は思っています。自分なりに「やり切った」と思えるほど頑張った事実は、試験の結果がどうあれ、変わりません。必ず、将来自分を支えてくれるものになります。人生は長く、毎日が「自分と付き合っていく時間」です。どんな風に自分と向き合っていきたいかをよく考えて、自分の納得いく生き方をしていけるといいと思います。そういう意味では、勉強だけがすべてではないでしょう。自分なりの道を見つけて、自分自身に向き合って生きていけるといいですね。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。私自身も、これからも、しっかりと自分に向き合って生きていきたいと思います。

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