昨日は娘は塾を休みました。
体調が悪かったわけではなく、ただの「おさぼり」。
たまにあります。
時々、
「今日休んでいい?」と聞いてくるので
「やる気しないなら休めば。やる気ないのに行っても無駄だし」と答えています。
そして、「塾がないなら暇でしょ、母さん忙しいから」ということで、代わりに晩御飯を作ってもらいました。作ってもらったのはグラタン。
つい2~3カ月前まではホワイトソースから自分で作ってグラタンを出していましたが、試しに買ってみたこちらの商品を使うととても楽に調理ができたので、最近はこれでグラタンを作っています。
キッチンに連れて行って、この箱を渡して、こんな会話をしました。
私「今日、グラタンにしようと思ってたの。箱の通り作ったらできるから。」
娘「え、母ちゃん、いつもこれで作ってたの?」
私「うん。ちょっと前からね。なんか美味しくなったって言ってくれたことあったでしょ?その後から、いつもこれ」
娘「へー」
私「でも、レトルトとはいえ、ほぼ自分で作るのと同じだから結構大変なんだよ。」
娘「そうなの?」
私「だけど箱通り作ればできるから」
娘「分かった。(箱を見ながら)具は鶏肉と玉ねぎだけ?いつも他にも入れてくれてないっけ?」
私「ブロッコリーあるから使って(冷蔵庫からブロッコリーを出す)」
娘「(箱を見ながら)あ、ほんとだ、その他の材料を入れる場合はってところがある」
私「ほか、何か分からないことある?」
娘「(冷蔵庫をのぞきながら)鶏肉はこれね。牛乳もバターもあるし大丈夫」
私「じゃ、よろしく」
娘「分かった」
調理は任せて私は仕事部屋に
30分ほどして娘が仕事部屋に来ました
娘「あのグラタンって、うちのオーブンだと何度で焼けばいいの?(ケーキをよく作るので、オーブンによって指定された温度で焼いてもいまいち焼き上がりが悪かったり焼けすぎてしまったりすることを知っています)」
私「あー、母さんはいつも自動メニューからグラタンってやつ選択して焼いてる」
娘「そうなんだ」
私「使い方教えとくよ。」
娘「おねがい」
一緒にキッチンへ
私「自分で操作しないと覚えないから、やってみて」
娘「まず自動メニュー選択するんだよね?」
私「そう。で、焼くまで行ったらグラタンってのが出てくるから」
娘「あ、あった」
私「二人分か四人分か選べるから、今日はふたりね(息子だけいつものように先にご飯を済ませていました)」
娘「うん」
私「でも、いつもこれで焼くと焼き方が足りないって(娘の名前)が言うから、最後にもう少し焼いてる」
娘「じゃ、”強め”にしとく(設定を変えてスイッチオン)」
私「そうね、それでいいかも」
娘「あとは待つだけだね」
私「うん」
ふたりで二階へ。私は仕事に戻ります。
娘は自分の部屋で過ごしつつ(あとから聞いたら冬休みの宿題をしていたとのこと。時間が限られているので集中してやれたようです)、たまにキッチンに降りている様子でした。
しばらくして「できたよー。いいタイミングで降りてきて-」と娘が一階から叫びました。私は会社につないでいたパソコンをすぐに切って一階へ。
こんがり上手に焼けていました。
私「いい香りする!」
娘「(スプーンを並べて、オーブンからグラタンを取り出すところ)」
私「いい色に焼けたね」
娘「うん」
私「強めにしただけ?」
娘「うん。追加はしてない」
私「そう。じゃ、次から母さんもそうする」
娘「うん」
私「いただきまーす」
食べながら、こんな話をしました。
- 箱に書いてある通りに作ったら失敗がないのはいい
- マカロニ茹でないのに作りながら茹でられていくのは目から鱗
- でも工程は普通のグラタンとそこまで変わらない
そして、
娘「母ちゃん呼んだらさ、すぐに来てくれたからよかった」
私「そりゃすぐ来るでしょ」
娘「父ちゃんが作るときは、あと1分したら行くとかいうこともあるし」
私「ああ、まあね(※)。でもまぁ、せっかく作ってくれたんだから熱々で食べたいでしょ」
娘「うん。あと、焼き加減も実は結構難しいなって思った」
私「そう?」
娘「うん。このまま大丈夫かな、焦げちゃうかもなって時々見てて」
私「開けると温度下がっちゃうしね」
娘「うん。」
※ プログラムを書いている時などは特に、切りがいいところまで書かないと後から分からなくなったりするので、切りがいいところまで進めるか、メモを書いてからVPN(会社との接続)を切るため、少し時間がかかってしまうことがあります。昨日は「here」とだけメモして、すぐに接続を切りました。
娘はグラタンの焼き加減で文句を言うことがたまにあります
「もっと焼いてほしい」とか言うので、もう一度オーブンに戻したり。
でも、そんな自分のわがままを、反省した様子でした。
この会話をしながら、少し前に読んだベリーさんのブログを思い出していました。
作る側の気持ち、作ってみないとなかなか分からないものですよね。
ベリーさんのお子さんたちは普段からよく家事をされているので、お母さんの話も実感として聞けたことだろうと思います。普段家事を全然しない子だったら、話をされても本当には苦労や自分の悪かったことが理解できないかもしれないな、と思います。
何事も経験。
経験しながら、相手の立場に立って考えられるようになってくれたらと思います。
私自身も、夫がご飯を作ってくれた時ももう少し早くVPN切らないとな、と反省しました。
おまけ:ちなみに我が家のオーブンはパナソニックのビストロです。自動メニューも充実しています。
今日も読んでいただきありがとうございます。今日も良い一日でありますように。