高校での勉強について-①インプットも自宅学習に求められるという話

昨日と一昨日は、過去のブログをリライトしながら、防災について書きました。とてもたくさんの方に読んでいただき、本当にありがとうございます。

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今日から数日は、高校での勉強について書いていきたいと思います。

 

 

 

内容に入る前に、最初にお願いですが、決して親が勝手に問題集を買わないでください。

高校生ともなれば、自分の意思がありますから、「いかに自分の意思でやり始めたと思わせるか」が重要だと思います。昨日までに書いていた「主体的であること」と同じ話で、あらゆる選択肢を残しながら、子どもが自分の意思で決めて自分で進められるように親としてはあくまでもそのきっかけを作ることに徹したほうが良いと私は思います。

 

 

そのことを良く頭に置いたうえで、ここから先の話を読んでください。

 

 

 

 

今日は、「中学校と高校の大きな違い」について書いていきます。

 

 

私自身が高校を卒業したのはもうずいぶん前のことですが、大学教員をしていて大学4年生以上の学生と話をする機会がよくあります。

 

私自身、娘が中学生で高校が目前ということもあり、学生さんとの雑談の機会には彼ら/彼女らの高校生活についてもよく聞いています。

 

 

 

そんな話を聞いていると、「中学での勉強と高校での勉強との違い」は大きく2つあるとつくづく思います。

 

  1. インプットも自宅でやらなければならない
  2. 授業の内容と受験の内容が必ずしもリンクしない

 

 

 

今日はまず、1点目の「インプットも自宅でやらなければならない」に関して書いていきます。

 

 

学生さんたちの話を聞いていると、進学校であればあるほど、「高校でのインプットの時間が十分取られていない」と感じます。例えば高校に上がる前の春休みのうちから大量に宿題が渡されて宿題の内容は「授業でやったこと」になったり、通常の授業も異様に進度が早かったりするようです。いわゆる「面倒見が良い」と言われている私立でも上位校となるとある程度似たような傾向にあるように思います。

 

中学までは「アウトプットを中心に自宅学習」すれば良かったものが、授業の進度が早いために「インプットも含めた自宅学習」が求められるようになっていくわけです。

 

 

 

さらに、中学の頃は、「教科書を読めばだいたい理解できた」子どもでも、高校となるとぐんと内容が難しくなり、教科書の内容を自分で紐解くのが難しくなる教科も増えてきます。

特に中学との差を感じるのは数学や物理などの「考える系の教科」かもしれませんね。これまでは頭をひねって考えれば思いつけていたものが、自分の考えでは及ばないところに公理があったりして、それを自分自身で紐解くのはなかなか難しくなっていきます。

 

 

そこで必要になってくるのが「インプットのための自宅学習と、そのための教材」です。

 

 

 

 

 

私自身は、高校の時は塾には通っていませんでした。実家はあまり裕福ではないのに、公立に落ちてしまって私立に行くことになったので、親には私を塾に行かせるような余裕がなかったのだろうと思います。

 

 

そこで、自宅で問題集を買ってひとりで勉強していました。今思うと、受験に対する情報に関してもほぼ何も知らなかったし、問題集を紐解く時間でやたら時間がとられるし、明らかに「残念な高校生」でしたね。でもまぁお金もなかったので「致し方なし」でした。

 

 

 

 

でも、今の子はとても恵まれていると思います。

 

なにせ今や「スタディサプリ」がありますから。

スタディサプリなら、月額2,178円で、一流講師の授業が聴き放題です。

 

クーポンコードを入力すれば14日間無料で授業が聴けるキャンペーン中(5月18日まで)のようなので、ぜひスタディサプリのページを訪れてみてください。

studysapuri.jp

 

私自身は中学講座までしか知りませんが、小学講座も中学講座もとてもいいので、高校講座もきっと良い講師陣が揃っているのだろうと思います。

 

 

 

また、映像授業が苦手な学生さんには、「インプット型の問題集」をオススメします。

 

 

私は、数学は「細野先生」の問題集を使っていました(以前、ブログにご紹介したら、ベリーさん(id:berry-no-kurashi)もZARUさん(id:zarugawa)も使っていらしたとコメントいただいて嬉しくなりました)が、今は「坂田先生」の問題集が細野シリーズの後継のようです。細野シリーズは新課程とちょっと切り口が違っていて、対応していない分野もあるようですが、数学自体は変化ないと思うので、細野先生のシリーズがある分野は細野本で勉強するのも悪くないのではと私は思います。

 

細野シリーズをご存知の方なら分かると思いますが、「解説口調で読みながら解いていると、いつの間にか難しいことをやらされている」というマジックのような問題集です。坂田先生の問題集も同じような構成のようです。ただ、合わない場合もあると思うので、一気に買わずに、まずは本屋さんで立ち読みしてみた上で、現在必要な単元についてだけご購入ください。また、これらはインプット教材ですので、アウトプットはチャートなど学校で配られた問題集を使って下さい。

 

数1

※細野先生と坂田先生の問題集をどちらも載せていますが、どちらもやってくださいという意味ではありません。どちらかに決めて購入するといいと思います。

※教科書の単元名にあわせて載せますが、複数の分野にまたがっている問題集は複数回載っています。同じ問題集を二冊買わないように気を付けてください。

 

数と式

 

 

二次関数

 

 

図形と軽量(三角比など)

私が細野先生の問題集で初めて取り組んだのは「ベクトル(平面図形)が本当によくわかる本」でした。すごい分かりやすい、と感動したのを今でも覚えています。

 

 

データの分析


数A

※細野先生と坂田先生の問題集をどちらも載せていますが、どちらもやってくださいという意味ではありません。どちらかに決めて購入するといいと思います。

※教科書の単元名にあわせて載せますが、複数の分野にまたがっている問題集は複数回載っています。同じ問題集を二冊買わないように気を付けてください。

 

場合の数と確率

 

 

数学Ⅱ

※細野先生と坂田先生の問題集をどちらも載せていますが、どちらもやってくださいという意味ではありません。どちらかに決めて購入するといいと思います。

※教科書の単元名にあわせて載せますが、複数の分野にまたがっている問題集は複数回載っています。同じ問題集を二冊買わないように気を付けてください。

 

 

式と証明

 

複素数と方程式

 

三角関数

 

指数関数と対数関数

 

微分法と積分

 

数学B

数列

 

平面上のベクトル・空間のベクトル

 

数学Ⅲ

複素数平面

 

関数と極限

 

 

微分法・積分

 

 

 

長くなってきたので、続きは明日書きます。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。月曜日ですが祝日ですね。良い休日をお過ごしください。明日も高校での勉強の話を書いていきます。

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