子どもたちに、「子ども時代は大人になってひとりで生きていくための準備期間だよ」という話をよくします。
生活の基本的なところでは、
例えば、
自分で着替えを用意して着替えたり、
自分で洗濯をして畳んだり、
自分でお風呂を沸かして入ったり、
自分で料理を作って食べたり。
大人になるまでには、そんなことが自分で出来るようにならなければなりません。
当たり前ですが、いきなりすべてをできるようにはなりません。
「洋服を着替える」ことに関して言うと、
まずは、自分で着替える、
次に、自分で着替えをタンスから選んで用意する、
そして、洗濯された着替えを自分でたたむ、
最後は、自分の洋服を自分で洗濯する。
これらをすべてできるようになれば、
洋服を着替えることが自分でできるようになります。
自分で生活するために出来るようになる必要があることはたくさんありますね。
少しずつ自分でできる範囲を広げていけるといいなと思って、少しずつ子どもたちに教えています。
昨日書いた、
「自分なりに工夫しながら勉強すること」も
大人になってからの練習のひとつだと思います。
漢字が書けるようになる、
計算ができるようになる、
地名が分かってその歴史もわかる、
英語が話せる、
そういう勉強の成果自体ももちろん大人になって役に立ちますし、
自分自身の性質をよく知って、
自分なりの勉強の方法を知っていることは、
大人になって働くときや家事や育児をやっていく際に
とても力になると思います。
うまく行くことばかりでは全然ありません。
でも、人生は長い。
このやり方ではうまく行かなかったな、
もっとこうしてみたらどうなるかな、と、
失敗や苦労をしながらたくさん試行錯誤した人の方が、あとから強いと信じています。
「子ども時代は大人になってひとりで生きていくための準備期間」
どんな大人になりたい?
そのためには今どうしたい?
毎日子どもと一緒に悩みながら、相談しながら、日々の過ごし方を決めています。