「試験で高い点数を取ることが得意なこと」と「面白い研究ができることは無関係」

昨日、大学の先生からのメッセージについて書きました。

selfmanagementforkids.hatenablog.com 

 

大学の先生からのメッセージの中に、

試験で高い点数を取るのが得意なことと面白い研究ができることは無関係です。

という記述があります。

 

これって本当に本当のことで、それがなんとも不思議なほどです。

 

では、どんな人が研究に向いているのか。

とにかく好奇心と情熱がすごいひと

 

「研究」だけでなくて「仕事全般」も同じ。

 

試験で高い点数を取るのを得意そうな人が、いい仕事ができているかというと、必ずしもそうではないところがなんとも難しく、大学までのいわゆる勉強と社会人になってからの活動との大きな違いだと思います。

 

社会人になってからは、好奇心と情熱の他にも、自分自身で試行錯誤する創意工夫力や、自分自身を自分で律する自己管理力や、まわりと調整する社会性などなどが学力以外に求められます。

 

高校までの今の日本の教育は、無駄を極力排除してしまっているのではないかと懸念します。

 

でも、社会で生きていくためには、試験で高い点数を取る以外の部分もとても大切なのです。(一方でもちろん学力も大事なのは言うまでもありません)

 

簡単ではないですが、いろんなことに対してバランス感覚を持って生きていける子どもが増えていけばいいと思います。