共働きにとっての小学校生活ー⑧小学4年生の壁、それを救ってくれた父母のネットワーク

ここ数日は、娘の小学6年間の生活を通じて経験した「共働き家庭にとっての小学校生活」の中での「私たちが体験した壁とそれを乗り越えたできごと」について書いています。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

selfmanagementforkids.hatenablog.com

selfmanagementforkids.hatenablog.com

selfmanagementforkids.hatenablog.com

selfmanagementforkids.hatenablog.com

selfmanagementforkids.hatenablog.com

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

 

今日は、私たちが体験した最大の壁だった「小学4年生のときに起きた問題」について書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ただ、今日の話は、特に子どもに起きたことに関しては、具体的な内容をここに書くことはできません。

 

 

そして、今日の話も、苦しい話なので、ネガティブな話が苦手な方は読み飛ばしてください。

 

 

 

 

 

大雑把に書くと

  • 学校で娘に起きた問題
  • 友達との問題ではなく、娘と担任の先生との問題

です。

 

-------------

 

娘は学校で起きたことのほんの一部分しか私に話をしませんでした。私に心配をかけまいと思ったのだろうと思います。

 

しかし、娘のお友達が、ある日学校で起きた大問題について、その子のお母様に話してくれました。そして、私はそのお母様を通じて、その問題を詳細に知ることができました。

 

 

 

そのお友達とお母様の言葉だけではよくわからないこともあったので、事実を多角的に知りたいと考えて、子ども会の役員をしていた時に構築した父母ネットワークを駆使して、あらゆる角度から情報を集めました。

 

 

 

 

 

 

入学前に、先輩ママや先輩パパたちから

「小学校ではいろいろな問題が起こる」

と聞いてはいましたが、まさかこんなひどいことが起こるなんて、という感じでした。

 

 

 

 

なんとか状況をよくしようと思って担任の先生と丁寧にお話ししましたが、話が通じませんでした。

 

 

そこで、教務主任の先生の時間をもらいました。(通常は教頭先生にご相談するのだと思いますが、教頭先生は赴任して来られた年だったので、長くいらっしゃる教務主任の先生を頼ってしまいました)

 

 

平日に夫(当時は単身赴任でしたが、休みをとって帰ってきてもらいました)に帰って来てもらい、夫婦で平日の夕方に教務主任の先生にご相談に行きました。

 

 

 

学校で起きていることについて、私が集めた情報を夫から客観的に話してもらいました。

 

学校を敵に回してもいいことはひとつもないと思っているし、先生方は強い味方だと思っています。

 

夫は、今後のことをご相談したいというスタンスで丁寧にお話ししました。私が話をすると感情的になってしまう可能性があってよくないと考えたので、話をするのは夫に任せて、私は隣で黙って聞いていました。

 

 

 

 

 

教務主任の先生は、夫が話し合えたところでこうおっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

「こういう問題は、働いているお母さんの家庭におきやすいんですよね。」

 

 

 

 

 

唖然としましたね。

 

 

 

 

 

学校でさまざまな問題が起きたのですが、その原因のひとつは娘の偏食でした。

 

 

 

それまでは私は黙って夫と先生のやりとりを聞いていましたが、教務主任の先生にうながされる形で、私は先生とこんな会話をしました。

 

教務主任「お母さん、(娘の名前)さんは、朝ごはんは何を食べているのですか?」

私「パンを焼いたり、冷凍のピザを焼いたりしています。あとは、コーンスープを飲む日もあります。」

教務主任「そうですか。夜ごはんにはどんなものを作っていますか?」

私「ご飯とお汁とおかずを作るようにしています。唐揚げとか生姜焼きとか、いろいろです。」

教務主任「それを(娘の名前)さんは食べていますか?」

私「はい。とても良く食べます。子どもたちが好きなものを作るようにはしているので、それもあるかもしれません。」

教務主任「そうですか。自分の好きなものばかり食べていると、どうしても好き嫌いが多くなる場合があります。いろいろなものが食べられなくなるんですよね。ご自宅でも煮物とかあえ物とか作って、学校の給食のようにバリエーションをつけていかれるといいかもしれませんね。」

私「……」

教務主任「忙しく働いているお母さんは、どうしてもそうなりがちなんですよね。そういう家のお子さんは、好き嫌いが多いんですよ。」

私「……そうですか。」

教務主任「お忙しいのは分かりますが、ご自宅でお子さんをもう少し見てあげてくださいね」

私「分かりました。すみません」

 

 

 

 

 

悔しくて、仕方がありませんでした。

 

 

 

娘は偏食で、食感にとても敏感です。ぐにゅっとした食感のものは食べることができません。味が混じるのも苦手なので、煮込みが多い給食の献立の中には食べられないものが多くあります(成長とともに少しずつ緩和してはきて、最近では以前は食べられなかったものもだんだん食べられるようにはなっています)。

 

 

正直、

偏食って、好き嫌いの問題ではないんですよ

と心の中で思いましたが、反論はしませんでした。

 

 

学校を敵に回してもいいことはひとつもないと思っているし、先生方は強い味方だと思っているからです。

 

 

 

 

 

でも、担任の先生の話はほとんど出ずに、私が働いていることについて終始するとは考えていなかったので、訳がわからず、やりきれない想いでした。

 

 

 

 

 

 

あまりにも悔しくて、学校から帰ってから、夫にあたりちらしました。

 

 

 

 

 

「なんでこういう問題は単身赴任のご家庭に起こりやすいんですよねって言われないのよ!なんで私だけのせいなのよ!!!おかしいでしょう!!!!」

と、単身赴任の夫を攻めまくりました。

 

 

 「専業主婦の家だって、子どもが好きなものを食卓に並べるのはよくあることじゃないの!?私が働いているとかまったく関係ないと思うんだけど!!」

と、怒りをぶちまけました。

 

 

 

とても悔しくて、情けなくて、腹が立ちました。

 

 

 

しかし、私のことはともかくとして、今困っているのは娘です。私は親として、娘の生活を守らなくてはなりません。

 

 

 

学校は敵に回すものではない。協力して状況を良くしていかなければなりません。夫と作戦会議をしました。まずはすぐに娘を病院に連れて行って偏食に関する診断書を出していただきました。その他にも、ここには書けませんが、いろいろな対応をしました。そして、その後に学校に行き、先生方に頭を下げて解決方法についてあらためてご相談差し上げました。

 

 

診断書などを持って学校に行った時には、教頭先生にも入っていただきました。前回の面談の様子から、教務主任の先生だけでない方が良いと思ったためです。教頭先生はとてもいい先生で、状況はいい方向に向かって行きました。

 

 

 

いったいどんな問題が起きたのか、ここには肝心なことは書いていません。詳細をかけないので実際の状況はあまり伝わらないかもしれません。申し訳ないです。

 

 

 

 

でも、当時の長い長いトンネルは、本当につらいものでした。私は、お昼ご飯の時間に毎日のように同僚に話を聞いてもらいながらいつも泣いていました。

 

私以上に、娘は、とてもつらかったと思います。やりきれない想いだったと思います。

 

 

 

でも、娘は、自分で気持ちの整理をつけて行きました(このことは明日書きます)。そして、毎日学校に行けるようにもなりました。

 

 

 

幸いにも、娘には守ってくれるお友達がいました。私にも、たくさんのママ仲間がいました。そして、私たちには頼れる学童もありました。

 

 

 

 

だんだんと状況は良くなっていきました。

 

 

 

 

 

本当の意味で問題が解決したのは、学年が変わったときでした。

 

五年生の担任の先生がとてもいい先生だったのです。本当に子ども一人ひとりをよく見てくださって、「子どもは一人ひとり違うから、教師って面白いんですよ。」と言ってくださる、本当にいい先生でした。

 

「(娘の名前)さんは、算数の能力が抜群ですね。自分で手を挙げることはありませんが、他にも解き方はないかなぁってクラスで困ると、いつも(娘の名前)さんにあてるんですよ。必ず答えてくれます。時には、私も気づいていない解き方も教えてくれることもあって、なるほどそういう考え方もあるのか、たしかにそっちの方が計算が簡単だって、みんなで驚くことがあるんです。」と言って、娘の優れている面を褒めてくださる先生でした。

 

 

 

私たちが直面したのは、お友達とのトラブルではなく、担任の先生との問題だったので、担任が変わることで劇的に状況は良くなりました。(ちなみに、担任だった先生は、娘が5年生に上がるタイミングで他の学校にうつられました。)

 

 

 

 

 

最近、娘が、卒業文集の下書きを家に持って帰ってきました。

 

そこには、小学五年生の担任の先生が自分の学校生活を変えてくれたその先生のおかげで学校に行くのが楽しくなったと、担任の先生への感謝の気持ちが綴られていました。

作文の中には、◯◯先生は、私が悪いことをした時にはしっかりしかってくれて、私は変わることができたと、叱るべきときには正しく叱ってくれることへの感謝の気持ちも綴られていました。

 

 

 

学校ではいろんなことがあります。これから先もきっといろんなことがあると思います。親だけでなく、先生方や、まわりの大人が一緒に子どものことをよく見て、一人ひとりの子どもがのびのび過ごせる環境を作るように努力をすることが必要なのだと、強く思います。学校の先生はお忙しいのでなかなか難しいのかもしれません。家庭にできることはやって、情報を共有しながら協力して進めていくことが必要なのだろうと思います。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。断片的にしか書けないので、伝わりにくかったかと思います。明日は、このことを乗り越えた時の娘の様子を書きたいと思います。

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ

にほんブログ村 子育てブログ 小学校高学年の子(4、5、6年生)へ
にほんブログ村 子育てブログ 幼児育児へ