小学校の英語学習に関する生の声

昨日から小学校から中学校への英語学習の話について書いています。

selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

 

ブログでの呼びかけにコメントくださった皆様、本当にありがとうございます。

ブログにコメントくださった方の他にも、自分の学生時代の友人や、勤務先の友人に様子を聞いてみました。

いただいた情報は末尾に載せます。

 

 

ある程度予想はしていましたが、取り組み方は、小学校によってさまざまですね。

 

地域や学校によって取り組み方はさまざまなので、各ご家庭での学習の方針を決めるためには、各家庭でお子さんから学校の英語の授業の様子を聞いていただいて、足りない部分がないかどうかを把握していただくのが一番良いとあらためて感じました。

一方で、このようにさまざまな学習状況があることを、教育に携わる大人がきちんと把握して、義務教育が取り巻く状況をもっと良くしなければならないとも感じました。

 

 

いろいろな話を伺い、私自身は、

  • 学校の先生方はさまざまな変化の中でよく対応してくださっている
  • とはいえ、変化が激しい中で学校にやれることも限られている
  • もしも学校での英語学習が十分でないと感じたら、当面は自宅でフォローしていくしかない

と感じました。

 

そして、結局のところ、大切なのは、

  • 小学校での様子を自分の子どもからよく聞くこと
  • 中学校での英語が「小学校で学んだこと」を習得する前提ではじまることを理解すること

なのだろうとあらためて思いました。

 

 

私自身は、「小学校での様子を自分の子どもからよく聞くこと」についてはしていたつもりでしたが、「(外国人の先生によるオールイングリッシュの授業なので)外国人の英語の先生が何を言っているかさっぱりわからない」と言っていても、中学校で一から英語を学べばきっと大丈夫だからと娘には言っていたのです。

 

しかし、繰り返し書いているように、中学校での英語は、「小学校で学んだこと」を習得している前提で授業が始まります。おそらくは、現在の中学2年生が1年生の時に使っていた教科書とは内容がまったく違うのだろうと想像します。
selfmanagementforkids.hatenablog.com

 

中学1年生の英語の教科書の最初には、見開き数ページで「小学校で学ぶ単語」が書いてあり、これらは「読めて、書けて、聞けて、使える」ものとして、中学一年生の授業が始まります。

 

小学校の英語は「英語になれるためのもの」ではありません。「英語は中学生になってから」という時代は終わりました。

 

小学生のお子さんをもつご家庭の方は、このことを、ぜひこのことを知っておいてください。

 

 

それを知った上で、英語の家庭学習にどう取り組むのかはご家庭の判断によるのだろうと思います。

 

 

 

以下、みなさんからいただいたさまざまな情報を掲載します。

たくさんの情報をありがとうございました。

 

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まいまい (id:gensan818512)様より

こんにちは。
大阪在住、小5(次男)の学校英語についてです。

先日の個人懇談にて、少し英語の授業についても聞いておりましたので御参考になれば...

次男の今期の英語の評価は、Aが1つ、Bが2つ(ABCの3段階評価)でした。「ローマ字やアルファベットを書くことなどは出来ているが、英語の授業の振り返り(感想を書いて授業の最後に提出しているようです)の内容が薄い、英語を使って発表をする時に声が小さい」との事(英語担当教師からの評価です)。

まだ5年生の1学期だった為か、授業中の筆記はcatやgirlなどの極簡単なものを見ながら書いてみる程度だったようです。

一応、評価対象のテストとしてクラスメイトの前でI like~.等の短文を発表する時間があったそうです。

まだ我が子の学校では『聞く・話す』に重点を置いて進んでいるようですが、今後、塾などで英語を学んでいる子達との差は見えてくると思うので家での対策は必須かと。

とは言っても勉強嫌いの次男...先行きが不安です(;_;)

長文失礼致しました。

 

情報ありがとうございます。

うちの子も「見ながら単語を書く」ことはやっていたと思います。

毎回英語の授業の振り返りメモも日本語で書いていました。授業の振り返りを提出するのは多くの学校で取り組んでいる内容なのかもしれませんね。

「聞く・話す」に重点を置いている教育とのこと、うちの子がうけていた英語の授業と近いと感じました。

まいまいさんのご家庭は、上のお子さんも英検すごく進んでいらっしゃるので問題にならないかもしれませんが、長男くんは現在中2とのことなので、次男くんが中学校に入る時には教科書の様子ががらりと変わっているかと思います。

 

まいまいさんのブログはこちらです。

ワーキングマザーなのにお子さんたくさんいらしてすごいなぁと思います。

gensan.hatenadiary.com

 

 

 

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通りすがりのリケジョ様より

こんにちは。
この小中連携については都道府県よりも市町村、更には同じ市町村でも校区で差がもの凄くあると思います。
ウチの子はまだ低学年ですので英語の授業があるわけではないですが、ママ友からのお話や実際に学校から配られたプリントや学校公開(まる1日どの学年の授業を見てもいい授業参観です)で見たことを書きたいと思います。

まず私が住む市では
小学校から中学校への円滑な接続をめざし、義務教育9年間で、子どもたちの学びと心の育ちを見通した「小中一貫教育」を進め既に本格実施しています。
その中で最も力を入れているのが英語に限らず9年間の系統的な教育を行っています。
具体的には小学5年生から教科担任制を取り、1ヶ月半に1回くらいの頻度で中学から教員が訪問して小学生に教えたりしています。(逆に小学校の教員が中学に出向いて授業をしたりもしているようです)

英語に関しては
小1、2年は動画を見たり、音楽を聞いたり、英語の絵本を読んだりして英語に慣れているようです。(おおよそ月に2コマ程度英語の授業があるようです)
小3ではフォニックスとアルファベットを覚え
小4ではフォニックスルールで一定レベルの英単語を読めるように、「apple」と書けなくても「apple」という単語を見たら「リンゴ」とわかるようにしているそうです。
(単語のレベルは英語の教科書に掲載しているレベル)
小5、6では単語のテストが入ってくるようですが、中学生でやるようなテストではなくゲーム要素のある単語テストだと聞いています。
文法は小3、4年で学んだフレーズを使って
「こう言いたい時はどうすればいいのかな?」
という誘導で学んでいるようです。
また、宿題で配布されたiPadで1週間の内にNHKの番組を視聴し1フレーズを覚えるというのもあると聞きました。
授業はALTの先生と教科担任制の教員の2人で行っていますが、先ほども述べたように場合によっては中学の英語教員を含めた3人でやってることもあるようです。
この方法が成功しているのか今年の中1は英語含めどの教科も中1ギャップはほとんどなかったようで、荒れていないと聞いています。

ウチの子が行っている学区は教育熱心なご家庭が多いからか、小中ともに公立ながら手厚い教育が行われている方だと思います。
他の地域がどうなのかわからないですが、少しでも中1ギャップが少ない教育が行われているといいなと思います。

 

小3からフォニックス…。さらには小中での連携教育。小学校の英語の授業に中学の先生が参加…。

どれもすごくいい仕組みですね。なんだか別世界な感じがしてしまいました。

「中1ギャップはほとんどなかった」というのが本当にすごいなぁと思います。いろんなブログを拝見している限りだと「今年の中1英語に混乱」というのをよく見るので、こんな地域なかなかないのではないでしょうか。

そして、英語とは関係ないですが、授業参観があるのもいいですね。しかも学校公開という形でどのクラスにも見に行けるのはすごいと思います。私たちの地域では、去年も今年も授業参観はコロナを理由に中止されました。百聞は一見にしかずで、学校の様子を知れる良い機会だったのに、学校に行かなくてとても残念です。公的教育が充実している地域は本当に羨ましいです。情報ありがとうございます。

 

 

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研究者せしお(id:Seshio-Researcher)様より

長男坊は5年生。英語は得意でも好きでもない様子。具体的な教育内容は僕も妻も知りません。家庭でのフォローはほぼゼロです。ウチはこのまま中学生になると思います。

 

せしおんさんらしくて素晴らしいなぁと思います。お子さんはたくましくのびのび育ちますね。見守る教育をされているので、その中でお子さんが気づいて動いていかれるのでしょう。素晴らしいと思います。

 

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私の会社の同僚からの情報

小学5年生。まだ1学期だからかもしれないが、単語を覚える様子はない。

 

私が中1の英語の教科書の写真を見せたら驚いていました。夏休みは英語のドリルを買って取り組むことにすると言っていました。

 

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私の学生時代の友人の情報

小学5年生。教育課程がガラっと変わって現場は混乱するだろうけど、よくやってくれていると思う。夏休みは子どもと単語の勉強をしようと思う。

 

学生時代からとても仲の良い友人で、時々このブログを読んでくれています。我が子は感じてしまった「中1の壁」を、友人の子どもは感じないでいてくれればと願います。

 

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます。私の手さぐりの子育てをいつも支えてくださって、みなさんありがとうございます。

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